先日公開した映像の長いバージョンです。
 お姉さんによると、この動画は2012年1月1日~1月2日までの約20時間がありますが、すべてを公開するのは不可能。それで、暴行前後のものを、途中早送りやスローで再生し10分以内に収めたものだそうです。
困ったことに、原版のビデオ自体が不鮮明で、専門の業者でないと処理が難しいようです。
動画の速度も同じで、スロー再生だとカクカク動いて実は逆にわかり辛い部分があります。
 それでも、そこで何が行われていたのかは、はっきりわかります。
 まずは、動画を見てください。





動画のスタートはケイジさんが布団の上でじっと座っています。
石郷岡病院は、ケイジさんが「抑制せざるをえないほど粗暴な患者」としていますが
この動画を見て、どこが「粗暴」なのかということです。

布団の上にじっと「座って」いるケイジさんを、部屋に入ってくるなり2名の准看護師たちが床の上へ無理やり引き倒します。
なぜか、ズボンを下げ、そのままの姿で、4人の人間がケイジさんの頭の方で行っているのは、なんと「食事」なのです。
ズボンを下ろされたまま、上から4人の人間に覗き込まれながら、口に食べ物を入れられている……。

その後、おむつ替えの場面が続き、ズボンを履かせる時に、准看護師が膝でケイジさんの腹を体重をかけ抑え、苦しくもがくケイジさんの足が手前の准看護師に当たり、件の暴行が発生。
ケイジさんのふくらはぎを踏みつけながらズボンを履かせ、その後、准看護師がケイジさんの顔面を踏みつけ、出血したのか、タオルでケイジさんの顔面を拭く場面も映っています。(それほど強く蹴ったということです)。
 実際、ケイジさんの左顔面には、「挫創」のあとが残っています(読売新新聞佐藤記者の「医療ルネサンス」にその写真が掲載されています)
 また、准看護師が踏みつけながらズボンを履かせていた、ふくらはぎ部分にも「痣」が残っていました。(搬送先の救急病院の記録にもあるといいます。)
 そして、最後の場面――部屋を出る際、一人の准看護師が出口近くで枕を見つけ、後ろも見ずにそのままケイジさんのほうに放り投げ、後ろ手にドアを閉めて部屋を出ていきます。
 ケイジさんの口惜しさ、無念さを思うと……本当に、言葉を失います。
 これはやはり「犯罪」ではないでしょうか。