発達障害とアレルギー

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久しぶりにブログを更新します。

発達障害についていろいろ調べているうちに行き当たったこと。

アレルギーの問題を考えています。

食物アレルギー、化学物質、ダニ・カビ・花粉などの吸入抗原、合成洗剤・衣類等の接触抗原、有害金属、寒冷や電磁波などの物理的要因、ウィルス・細菌・真菌等の感染症……。

私たちの周りにはこうしたいくつものアレルゲンが存在し、人間はそれらを体内に取り入れながら生きています。体を風呂桶にたとえて、こうしたアレルゲンの一つ一つを蛇口に見立てれば、流れ続ける水が風呂桶からあふれ出たときが、アトピー性皮膚炎、鼻炎、喘息、そして発達障害等の「発症」ということになるわけです。

アレルギーと発達障害の諸症状との関係、発症メカニズムは以前このブログでもほんの少しだけ触れましたが、ちょっと難しい話になりますので、ここでは省きます。

が、現実として、自閉スペクトラム症、あるいはADHDと診断されている子どもの多くにアレルギーが見られます。また、自覚がなくてもアレルギーを起こしている可能性もあります。アレルギー抜きに発達障害は語れない……

 

と、そういった話を大阪まで行って聞いてきました。発達障害の本のための取材です。

アレルギー科を開業している医師ですが、全国から発達障害の子どもがやってくるといいます。(固有名はここでは控えます。)

アレルゲンをたしかめて、それを除去し、必要なものを取り入れる。至極単純な話のように聞こえますが、蛇口がたくさんありますから、その一つ一つを叩くのには、かなりの時間と、医師の能力が必要です。

それにしても、こういう方向から改めて発達障害というものを眺めると、精神科における発達障害の「治療」(実際は「治療」ではなく、症状をコントロールしているだけですが)といわれるものがいかに的外れで、しかも有害であるかとつくづく感じます。

精神科では発達障害は絶対によくなりません。

発達障害を精神科が診ること自体、間違っているのかもしれません。

スタートを間違えて、そのままレールに乗せられて、「治療」を続けることの「リスク」は、当事者が子どもですから、未来にわたって被害が続く可能性もあります。

精神科では「発達障害」の発症メカニズムを説明しきれていないのです。

コンサータにしろストラテラにしろ、それがなぜADHDに効果があるのか、それも説明しきれていないのです。

にもかかわらず、そんな薬を、しかも「治療薬」ではない薬を、子どもに与えることの意味は……多動ゆえの危険から身を守るため(なら仕方がない部分はある)とは思います。

ただ、なぜそれほどまでに多動なのかを考えずに、単に症状を抑えているだけでは、向精神薬が一生ついて回ることになります。

多動……脳が炎症を起こしている……アレルギーが原因……何のアレルギーなのか?

すごく単純に書けばこういうことなのかもしれません。(もちろん現実はこんなに単純ではありません。そこには他の要因もからんできます。たとえば、親子関係や家庭環境、トラウマ、怒り、不安、ストレスは大きな要因で、それは蛇口の一つにもなります)。

それにしても、この手の情報は現在の日本ではまだまだ本当に少ないといわざるを得ないです。

先日も「ADHDの診断・治療ガイドライン」という本を読んでいたら、ADHDの診断の際に「アレルギー」が鑑別されるべき疾患としてあげられていました。アレルギーを鑑別したら発達障害という診断がなくなってしまう……という視点がまったくない。精神医療界があまりに遅れているのか、それとも発達障害はいまや「飯のタネ」ですから、何が何でも手放さない構えなのでしょうか。

ただ、発達障害のお子さんがいらっしゃったら、こうした視点でいまいちど「症状」をとらえ直してみることは決して無駄ではないと強く思います。