精神医療の真実  フリーライターかこのブログ

精神医療についていろいろ調べているフリ―ライター。およそ非科学的な精神医療という世界。薬の副作用、離脱症状……精神科医の薬に対する認識に疑問を抱いています。皆さんと一緒に考えていけたらと思います。

当ブログは精神医療を一概に全否定するものではありません。
ただ、現在の精神医療が荒廃していることは確かです。そのような医療にかかることのリスクを考えると、安易な受診は被害の第一歩にもなりかねず、その意味での警鐘は鳴らし続けるつもりです。
また、当ブログは一概に減薬、断薬を勧めるものでもありません。
このあたりのことは拙著をお読みいただければ幸いです。

☆『ルポ精神医療につながれる子どもたち』(彩流社)
☆『精神医療の現実 処方薬依存からの再生の物語』(萬書房)

減薬方法についてのアドバイスは、医療者でない私には不可能です。その点はどうぞご了承ください。
また、コメントについては、不適切と思われるものは公開を控えさせていただいています。


新たに、茶話会等のお知らせ専用のHPを作りました。各地で開かれる茶話会(医療を考える会)の開催予定がわかりますので、ご利用ください。


精神医療の真実 告知板


 


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今日は、横浜市にある知的・発達障害児者及び家族のサポート事業所(活動は移動介護と行動援護等)の(NPO法人)歩々路(ぽぽろ)を紹介します。http://www.gogo-poporo.com/

 

きっかけは、先日「ぽぽろ」の代表である山尾恭介さんからメールをいただいたことです。

あるグループホームに入っている利用者さんが問題行動が多いため、ホームでは面倒見切れないとのことで自宅に帰されたというのです。山尾さんから見て、それほど問題があるようには感じられないにもかかわらず。それだけでなく、病院の受診を勧められ、結局大量の薬を飲むようになって、「ぽぽろ」にいる間もボーっとしたままで生気が感じられなくなってしまったと。

 それで薬についてネットでいろいろ調べているうちに私のブログを見つけ、連絡をいただいたというわけです。その際、毎月出している「ぽぽろ通信」に私のブログを紹介してもよろしいですかとのことでした。

 その「ぽぽろ通信」の内容がとてもよかったので、今度は私が「ブログでぽぽろ通信を紹介してもよいですか」とお尋ねして、ご承諾をいただきました。

 

 現場で多くの問題にぶつかり、悩み、手探りしながらも、薬に安易に流れるのではない考え方に大きな共感を抱きました。

 今は、ちょっと問題があれば、医療機関の受診、そして投薬……そのことに疑問も抱かない傾向が強くなっています。

 

「(グループホームでの問題行動の末の受診)……こんな対応あり得ないと思っていたのですが、実際は 結構あるんですね。

こどもがちょっと他害しただけで、自分たちの対応が悪いと考えるのではなく、仕方ない事として、薬に頼る。

私自身の考えでは、ほとんどの子供たちは薬なんて必要ないと思っています。薬より愛です。(なかなかわかってもらえませんが^^;)」(山尾さんのメールより)

 

関係者以外ならこうした理想論もよく聞きますが、現場でこどもたちに実際相対している方からの意見です。そして、こうした意見が珍しい(貴重)と感じてしまう世の中になってしまいました。

 もちろん、「ぽぽろ」でも最初からヘルパーさん同士の意見が統一されていたわけではないそうです。そこを7、8年かけて山尾さんが丁寧に「ぽぽろ」を育ててきました。

 そして今なお試行錯誤している姿が素晴らしいです 。

 以下「ぽぽろ通信」です。

 

 

 

ぽぽろ通信     No.145  2016/9/17

 

笑顔でいられるために            Kyosuke  Yamao

 

 ここのところ、ぽぽろで話題にされてるのが、ぽぽろで結果を出してるか?って話。

と言いますのも、ご家庭で「こういう事で困ってます」と言われて、「こうしたらいいですよ」って提示がぽぽろとして出来てないのでは?と……

こうしたらいいって事はわかってても、家庭の中で実践するのは難しい事や、時間がかかってしまって、""困ってる事を解決出来なかったり……

解決策があるのに、ちゃんと伝えてない事もあるのかも知れない。

それで、どうにもならなくなって薬に頼るのでは?と。

 

 ですが、残念ながら 医師もちゃんとわかってないんですよね。

だって、発達障害を治す薬なんて存在しないのだから。

医師は、親御さんからどうにかして欲しいと受診され、問題行動の原因を突き止めずに、行動を抑制する薬を手さぐりで出す。

僕自身は、薬の事がよくわかっていないので、詳しく言及する事は出来ませんが、最初は落ち着いた感じに見えていても、生き生きとした表情が消えてしまう事が多いです。

薬の副作用の怖さは……

薬というのは、全部の脳に働くし、全身にも回るので、気が付いた時は手遅れという事もあるそうです。その事がわかってて薬と付き合うのはいいのですが、問題行動が出たからと安易に薬に頼るのは、本当に怖い事だと思います。

問題行動が出た原因は、その子との付き合い方、接し方の拙さがほとんどだと思っています。

利用者を尊重するという口実で、やっちゃいけない事まで教えずに、他害などの問題行動が出始めると、うちではみれないからと医者を勧める。安易に薬に頼る。

怒る事や叱る事を虐待と勘違いする方々がいますが、その子自身を薬で抑える事の方が、

完全に虐待じゃないでしょうか。

薬でその子を抑えるという事は、その子の個性を抑えつける事です。

尊重なんてあったものじゃない。

薬を増やしていくと、減らすのも楽じゃなくなり、取り返しがつかなくなる。

 

薬の事を調べていて、みなさんにも読んで欲しいと思ったサイトです。

精神科医の薬に対する認識に疑問を抱いている フリーライターかこさんのブログ

「精神医療の真実」です。

http://ameblo.jp/momo-kako/

 

他のサイトとかをググっても、薬で失敗した話があるわあるわ。こんな酷い状態だとは、思いませんでした。

 

問題行動を抑えたいのは、本人より周りにいる方たちですよね。

大変なのはわかるけど、安易に薬に頼るのではなく、その子の立場に立った対応をして欲しいし、僕らもそういう対応を続け、解決策を見出していきたいと思います。

それが出来れば副作用なんて出ずに、笑顔の副産物が増えるのだから。

 

ご家族のリレートーク

○○特別支援学校高等部3年生の▽▽の母です。

洗面台で背伸びをしながら歯ブラシでミニカーを磨く独自の遊びをしていた息子も、気が付けば見上げて髭を剃るくらい大きくなりました。

今でも時々思い出したように歯ブラシを持って洗面台で愛車を磨いています。

何度も警察にお世話になったり、精神科に入院したりと手のかかるわが子。

「うちでは手に負えません」と断られた事業所も1つ、2つ……。

それでも、歩々路さんのように私たち家族を支えてくださる方々には感謝しています。

 

先日も活動中に不穏になることがあったようですが、山尾さんが息子の手を取ってなだめてくださったことで、落ち着くことができたようです。

気温の変化に弱いことや状況を理解することが苦手であることなど、挙げたらきりがないくらい様々な困難さを抱えており、しかもそれをうまく相手に伝えられないがゆえに、自傷・他害という表現方法しかできなくなることもあります。

それをわかって関わってくださるのは、本当に幸せなことだと感じました。

学校卒業後、息子の成長は未知数ですが(良くも悪くも……笑)、これからもたくさんの方々に助けていただきながら、可愛がって育てていくんだろうなと思っています。

今後ともご支援のほどよろしくお願いします。

 

ヘルパートーク            Kazue Ito

私たちは、時々とてももどかしい気持ちになることがあります。

みなさん、ぽぽろを頼ってくれて利用してくださっていると思っていますが、「頼る」ってどういうことなのかなと。

私たちは、ただお子さんをお預かりして、ご家族が時間が取れれば、それだけで良いとは思っていません。

主役はお子さんたち。

「今」という時間は、今がよければ良いという今ではなく、『これから先のお子さんたちの人生を考えた上での今』。

ひとりひとりのお子さんに対して、ヘルパー全員、真剣に向き合い、悩み、希望と覚悟をもって支援をしています。

だからこそ、みなさんに頼って頂けているのではないかなと思っています。

 

でも、ほとんどの場合、いざとなると医師や○○療法などの、いわゆる専門家の指示に従い、ぽぽろの意見はたいがい聞いてもらえない。

私たちも、支援者という専門家なんですけどね~(ToT)

一番大切な時に、頼られていないのでは?

では、そうなる原因は何か。ちょっと考えてみました。

みなさんに、こんなことで困っていますと言われた時、アドバイスができていないことは原因のうちのひとつになると思います。

お子さんをお送りした時などに話を聞くだけで終わりになってしまっていて、問題の解決につながるような支援方法のアドバイスができなければ、問題解決のために他の機関を頼るのは当然ですよね。

 

では、なぜアドバイスができないのか?

*その支援方法で絶対に上手くいく!という確信がない

*ご家庭や学校、通所先や他の機関で実践してもらえる内容なのかわからない

*結果が出るまでに時間がかかる

*そもそもどうしたらいいのかわからない……

そんなことを考えているうちに、耐えられなくなったご家族は、アドバイスがもらえる機関に相談し、その結果、ぽぽろの思いとは正反対の対応や薬物療法をされてしまう。

 

これは、私たちが支援者として、もっと力をつけていかなければならないな~と思います。

そして、みなさんと一緒に支援をしていくにあたって、お子さんに対してのお互いの思いなども含めた多くのことをみなさんと共有したり、医療や福祉の分野の正確な情報提供をしていったりなどが必要なのではないかと。

きれいごとではなく、本音でお子さんたちの事を一緒に考えていける所でありたいなと思っています。

 

おまけ

薬の使用が絶対にダメだ!と言っている訳ではありません。

的確・適量な使用で、その人らしさを失わずにいられるのであれば、私は反対ではありません。

ただ、薬を使用しなければならない状態になってしまった原因から目を背けて、薬だけでどうにかしようとするのは反対です。ましてや私たちのような支援者がそれを積極的に勧めるのもどうかと思います。

どうしても薬が必要な状況はあると思います。でも、その判断を安易にして欲しくないです。

行動障害は作られた障害です。お子さんに合わない対応をしていることによる二次障害です。

そのことを忘れずに、私たちも支援していきたいと思います。 

 

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 これまでも何回も取り上げている話題ですが……

いわゆるADHDという診断で服薬している人は、その薬の効果を訴えることが多いのですが、このブログの主さんは、ご自身でコンサータを飲みながら、コンサータの危険性を訴えています。その記事を読んだときは、「ああ、やっぱりそうか」の思いを強くしました。

 

子供達へコンサータの服用を考えてる親御さんへ

 http://ameblo.jp/nadeshikofighter/entry-12196077489.html

 

コンサータは眠くなる?

さっそくこの方(なでしこさん・36歳)に連絡を取り、お話を聞くことができました。

彼女には自閉症スペクトラムとADHDを合わせ持つ息子さんがいます。息子さんが検査を受けたとき、母親のなでしこさんも受けた結果……。

息子さんと同じ診断がつきました。

なでしこさんは今年1月24日からコンサータを飲み始めました。それ以前、うつということでなでしこさんはリタリンを1年半ほど飲んでいます。リタリンで「心と身体を壊した」と言いますが、同じメチルフェニデートのコンサータ、まだ服用8ヶ月ですが、どうも体調が悪い……覚せい剤であるはずのコンサータを飲んで「眠くて眠くて仕方がない」とブログには綴られています。

それと、「脳がジーンと痺れている感じ」がする。

また、すぐに「息切れがして、「眩暈」もある。

 

飲んでいる量は、18㎎錠を1日に4回(これはコンサータの最大用量)です。服薬8ヶ月ですでに耐性がついて、効いている時間がどんどん短くなり、数時間ごとに4回、コンサータを補給して、何とか日常生活をしのいでいるといいます。

じつはなでしこさんは発達障害者支援の活動をしていて(後述)、そのメンバーさんもコンサータを飲んでいる人がいて、その人たちも「耐性がついてすぐに量が増える(増やさないと効果がない)」と言っているといいます。しかも、「飲み始めて2~3週間で薬が増えた。効果があるのは最初だけ」と。

コンサータはすぐに耐性がつく。としたら、減・断薬時には禁断症状(離脱症状)が出る、依存が形成されているということです。

なでしこさん自身の分析では、コンサータ服用時の眠気は、薬の量が多いときの副作用。しかし、だかといってコンサータを減らすと、頭が回転しない、だらっとなる……といった状態になってしまうといいます。

コンサータ18㎎×4。

これだけ飲んでいると、ご主人から見ると、とても調子よさそうに見えるそうです。集中力もあり、衝動性もかなり抑えられる。でも、本人の中では「眠くて眠くて仕方がない。薬を飲まないと日常生活がまともに過ごせなくなりました」となでしこさん。

 

子どもへのコンサータ……よくよく考えてほしい

こんな自分の体験から、なでしこさんは子どもたちのコンサータ服用に危機感をつのらせています。

「コンサータを飲んでいる子どもたちは自分の意思で飲んでいる子は少ないですよね。私のように周りから見たらすごく調子が良く見えると思うけど、本人はもしかしたら苦しんでるかもしれない。

それに、薬を飲んでいるからできる、としたら、薬をやめるだけで出来なくなるコトが増えてしまうわけです。飲んでるとき出来てたんだから、周りからの基準は飲んでたときの状態です。そしたら出来ないコトが増えたら怒られるコトが増えるだけじゃないですか。出来てたコトが出来なくなるって、どれだけ辛いコトか……。自己評価がすごく下がってしまいます。コンサータを子供に服用させるか悩んでる親御さん達へ。飲ませる前にもう一度よく考えてください」

 

実はなでしこさんの息子さんも1ヶ月間コンサータを飲んでいた時期があるそうです。

そのときの感想をなでしこさんのブログから引用します。

 

我が家の息子さんも1ヶ月ほどコンサータを服用してました。

コンサータ18㎎を1日1回。

本音は飲ませたくはないー。

それでも息子本人が生き易い方向に向く可能性に賭けて服用を始めましたが、

約1ヶ月間の服用中の息子の夕方の精神不安定状態と、服用中との変化がほんの少しで、あまり変化がないので主治医と相談のうえ、服用を中止しました。

今日は、服用中の話を本人に詳しく聞いてみました。

私「飲んだ時はどうやった?」

息子「喉が痛かった!!」

錠剤だから飲みにくかったのね。

私「飲んだ日は1日どうやった?」

息子「朝飲んで~、学校行って~、昼休み過ぎて走り回ったら、掃除の時間から変な感じがして来た!!」

私「変な感じってどんなん?」

息子「体がね~、なんかシンどなる!!」

効果が切れて来てたんやな。

私「お家帰って来たらすぐに怒ったり泣いたりしてたけどなんでかなぁ?」

息子「なんかなぁ~、すぐに腹立って来たり、出来へんコトに腹立つから泣いてしまうねん」

私「そうやなぁ~、イライラしてしまったり、落ち着かんなったり、体シンドくなるもんなぁ~」

息子「うん。ゲームは出来そうなくらいシンドかった!!」

確かにゲームだけはしとったなぁ~。

ゲームしながら上手くいかんくて、癇癪起こして大泣きしてましたなぁ。

夕方にはやっぱり情緒不安定になるんやなぁ……シンドかったなぁ……。

 

「息子は、コンサータ飲むと、頭がカッカすると言ってました。これって思えば、まあそれだけ頭が働くようになるってことで、確かに、先生からも褒められることが増えました。でも、コンサータは切れたときが怖い。すごく精神的に不安定になりますね。イライラがすごい。体も頭も動かない感じになります。でも、今学校からは飲ませてって言われているんです。担任の先生はコンサータのことを『いい子になる薬』って言ってました。そういう表現が気になります。で、私から薬はお断りして、主治医とも相談して、なしで行こうってことになってます」

コンサータは「いい子になる薬」……誰にとっての「いい子」なのかということです。

 

ストラテラの副作用

さらにストラテラについてもなでしこさんにうかがうことができました。

なでしこさんの活動メンバーの中にストラテラを飲んでいる人(大人)――ここのところ急に増えている印象があるそうです。私が電話でいろいろお話を聞きたいと伝えておいたところ、なでしこさんがメンバーさんたちにあらかじめ取材していてくれました。

それによると、ストラテラを飲むと――

「眠いけど眠れない。頭がゾワゾワする(ムズムズ足の脳バージョンとか)。頭が回転しない、イライラ、ソワソワ。やる気が出ない。無気力。ぼーっとする。だるい。軽い頭痛。軽い吐き気。過食」

 とにかく、ストラテラを飲んでいるメンバーさんの体調が悪いのが気になるとのことでした。

「ただ、飲んでいる人を見れば、外からは『落ち着いている』ように見えると思います。でも、本当は何も考えていない状態。考えることも面倒くさいほどだるい状態なんです」

 メンバーさんの一人に、うつで通院していたのに、医師からある日突然「あなたはADHDです」と言われて、ストラテラを処方された人もいるといいます。

「本人は、自分に多動はないと言って納得していないんです。それで、ストラテラを飲まない日は調子がいい……、それを主治医に言ったところ、きちんと飲まなければいけないと言われたそうです。それで、真面目にちゃんと先生を信じて薬を飲んでしまうんですよね」

 

ハピネススマイルの活動

 現在なでしこさんはコンサータの副作用を何とかしようと、減薬に向かっています。一度は試みたものの、失敗(いきなり半分の量にしてしまった)。今回は慎重に、休薬日を設けたりして、少しずつの減薬を目指しているといいます。

 また、前述のように、発達障害者支援の活動にも力を注いでいます。

発達障害当事者支援団体「ハピネススマイル」といいます。

  http://happinessmile.crayonsite.net/

「薬を飲むことでかえってつらい体験をした、こんな自分みたいなことに子どもたちにはなってほしくない」との思いから、「薬はなるべくやめようね、特に子どもにはよくないよね」というスタンスでの情報発信です。

全国展開で、地域ごとにまとまって、ラインでつながり、相談も受け付けています。

 自らの体験から子どもたちを薬から守ろうという活動はとても尊いものです。電話番号も公開されています。当事者だけでなく、家族も対象です。ぜひ一度のぞいてみて下さい。

 

 

お知らせ

・ゆうさんの会 (久しぶりに再会されることになりました!)

 日時   107日 第1金曜日 1317:30

 場所  JR新小岩駅付近

 参加費  500

 申し込み pieta2kidsあっとgmail.com (あっとを@に変えてください)

 場所の詳細は申し込まれた方に直接お伝えします。

 

・「発達障害の薬物療法についての勉強会」~in江戸川

 日時 10月17日(月)11時~15時30分

(お昼を挟みますので、各自ご持参下さい)

 定員 11名 

参加費 千円

場所 江戸川区内 ※詳細は申込み頂いた方へお知らせ致します。

申込先 ri-ri-9024あっとt.vodafone.ne.jp (あっとを@に変えて、「アクアさん」までメールでお願いします)

 講師は私(かこ)が勤めます。

 

発達障害児に処方される薬ってどんな物? 

薬を飲み続けたらどうなるの??

前回のテーマをベースに、食事療法などの話も盛込み、薬だけでなく、問題行動をどうしたら、改善できるか? など前向きに話し合いたいと思います。

 勉強会という形はとっていますが、後半は個別にお話をうかがって、みんなでディスカッションしていければと考えています。

一人で悩まず、薬について一緒に考えていきましょう。

 

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減薬スピードが速すぎる

 その頃の減薬の仕方を書いた手書きのメモが俊夫さんのiPadに写真として残っていた。それによると、

 12月5日 ジプレキサ 7.5㎎

 12月12日 ジプレキサ 5.0㎎

 12月19日 ジプレキサ  2.5㎎

 12月26日 ジプレキサ 中止

 1月2日 エビリファイ 12㎎

 1月9日 エビリファイ 中止

 

 減薬前はジプレキサは20㎎飲んでいた。それを10月から入院し、12月までの2ヶ月で12.5㎎減薬し、残り7.5㎎となっていた。それを1週間で2.5㎎ずつ減らしていき、1ヶ月足らずで断薬している。

エビリファイに関しても、18㎎飲んでいたものを、入院の2ヶ月間で6㎎減薬し、残りの12㎎をなんと1週間でゼロにもっていってしまっている。

これは退院を3ヶ月後(1月)と決めた俊夫さんが、それに合わせて減薬を急いだためだろう。M病院の医師も俊夫さんの言いなりに、減薬のペースについて意見することはなかったようだ。

ジプレキサをトントンとやめてしまい、エビリファイはほとんど一気断薬のようなもの。CP換算値2675㎎だったが、この時点で925㎎にまで減っている。これだけのペースで減断薬をしてしまっては、その後、どれだけの影響が心身に出てきたか……。

薬は増やすときよりも減らすときの方がよほど怖いはずなのに、医師は知らなかったのだろうか……。

俊夫さんは自身で予定した通り、入院3ヶ月、今年の1月9日に退院をした。

 すでに12月半ばに退院することは決まっていたが、その頃から急な減薬をした影響だろう、典子さんの目には調子がだんだん悪くなっているように見えた。それでも医師は退院を許可し、退院後、俊夫さんは自宅で寝てばかりの生活となった。

 

状態悪化

「やっていることも言っていることもまとまりがなくなりました。私の言ったことを聞いてないこともたびたびでした。何かにイラついている感じもあって、下半身の貧乏ゆすりも尋常ではありませんでした。Twitterにも後で見たのですが、「つれー、つれー。原因はわかってるんだけどな。ベゲ(ベゲタミン)ほしいけど、医者が出してくれんしなー。」そんな書き込みがありました。

入院してから良くなってきたのが自分でわかった頃には、母さん、やっぱり薬は怖い。もう絶対増やさんよ。そう言ったことがありました。

自ら望んで早く減薬したのに、あまりの辛さにベゲタミンを欲しがる……。私には一切言わなかったし、見せまいとしていましたが、きっとひどい離脱症状に一人苦しんでいたと思います。

それと、薬が抜けてきて、借金のことも思い出したり、携帯にも何度も督促のメールや電話が入っていたと思います。でも息子は自宅でどんなに携帯が鳴り続けても、とることはありませんでした。後で思うと怖くて怖くてたまらなかったのだと思います。

でも、当時私は息子がカードローンをしているとはまったく知らず、10万円単位の請求がくるたびに、これ何? 何に使ったの? いくら聞いても息子はいつも初めは知らない、覚えがないといい、そして最後はゲームで使ったと白状していました。

薬が切れて、そうした現実が見え、期限が迫り、私にも誰にも相談できず、一人おびえていたのだと思います。

それなのに、元々ネットの課金ゲームにも没頭していて、クリスマスと年末年始の外泊時には詰所に預けていた小遣いと正月のお年玉を全部その日のうちにコンビニで課金し、ゲームにまた没頭していたようでした。

その楽しさを退院後また思い出したと思います。退院後、毎日のデイに行くときの交通費やお昼ジュース代以外渡していなかったので、お金をどう工面しようか悩んでいたのではないか。髪を染めたいとか、参考書を買いたいとか言ってきましたが、それでも入院費かかってるし、今はお金ないよと私に言われ、イライラしていたと思います。

後でわかったことですが、彼女と付き合い出してからの2か月間の息子の携帯代金が9万円も。亡くなった後請求がきました。

息子は彼女と病院外でよくデートをしていたようです。毎回いいとこ見せたくて高いレストランでおごってあげたり、何度もプレゼントをもらったと、交通事故死だと彼女にはのちに告げましたが、そう教えてくれました。

俺が全部出すからって、いつも私の財布をしまえって、自分に一切貯金も収入もないのに、息子は人生で初めてできた彼女にいいとこを見せたかったのです。男らしいところを見せたかったのです。このことを知って、あまりにも不器用過ぎた、優しすぎた、愛おしすぎる息子がかわいそうでなりませんでした。

亡くなる数日前からは、仲良しだった妹とも一切遊ばなくなり、晩ご飯も誰ともしゃべらず、ただ味噌汁でごはんを流し込むだけ。

あの朝も明らかにおかしかったのです。起こしても起こしてもあの日に限ってなかなか起きてきませんでした。大学に入院保険の請求に行くので、私が車で送った時もまったくしゃべらず、うなだれているようでした。

そして一緒に乗っていた母が何度も言います。あの日に限って俊夫が今まで一度もしたことないのに、振り返りもせずに車から降りて、後ろ手に3回、バイバイってしたんだよって。ばあちゃん、あの姿見た時に、なんかものすごいイヤな予感して、俊夫がもうこのまま帰って来ない気がしたら、本当に帰ってこなかったと……。

あの前日は一日遅れた通院日でした。通院日が大雪で仕方なく一日ずらしました。だからかその通院予定日は薬がなくてしんどかったのか、一日中ベッドに入っていました。

そして翌朝病院で薬をもらってきていたのに、亡くなる前日のその通院日の晩のお薬はなぜか袋ごと机の上に残されていたことに、亡くなった数日後に気づきました。

合計2日間、夜のお薬を飲んでいなかったのです。そのことも関係したのかはわかりません。

たまたま翌日までに13万円払わないと法的措置をとると金融会社からの督促状に驚いた私が、出先の息子に電話をかけ、咎めてしまったばかりに……。

息子はやはり、知らない知らない、と言いました。

知らないわけないでしょう! 何回こんなのが来てるの? もういくら母さん払ってきたと思ってるの? まだ他にも隠してるんじゃないの?

そう聞くと、他にも30万円くらい借りているとこがわかりました。

私はその金額にびっくりし、

あなた学生でしょう! 支払い能力もないのになんでこんなことしてるの!

 ごめんなさい……。入院保険が入ったらそれで返すから……。

保険はそんな遊びの補てんに使うもんじゃないでしょう! それに今までそんなお金じゃ足りないくらい、ゲームだ、遊びだって、母さん既に100万円以上どぶに捨ててきたようなもんなのよ! どんだけ母さん苦しめたら気が済むの? 頭おかしいよ!

興奮しすぎて言い過ぎ、ハッとした時にはもう遅すぎました。

息子の声色が変わり……、

ごめんなさい……死んでお詫びします。保険が入ったらそれで全部清算して下さい。

びっくりした私が、やめなさい!やめなさい! いくら叫んでも二度と息子の声を聞くことはありませんでした。きっと息子は携帯電話をどこかのゴミ箱に捨ててしまったのでしょう。亡くなったあとの警察の捜索でも携帯電話は出てきませんでした。

息子はそのまま大学に行き、校舎の8階から飛び降りたのです。即死だったそうです。

気が狂いそうでした。

最愛の息子を、私の不用意な言葉によって、追い詰めて、殺してしまったのです。」

 

******

4月に私にメッセージをくれた時点で、典子さんはまだ向精神薬の影響よりも自身の行いを悔いていた。まさか医師の出す薬で、このようなことが起きるなど、思ってもいないことだった。

医師からも何も説明はなかった。亡くなった後、入院していたM病院に行き、典子さんは主治医に俊夫さんの死を告げ、泣きじゃくりながら、「先生にはお世話になったのに、こんなことになって申し訳ありません」と謝った。

他にも入院中の俊夫さんの様子などを聞き、医師は一つ一つ質問に答えてくれた。

しかし、典子さんがパキシルについて尋ねたとき……。

「先生、あのパキシルという薬、私は出されていたことも、その副作用も知りませんでしたが、調べてみたら、あの薬は自殺衝動が起きるとか。しかも俊夫はマックスの量をずっと処方されていたようですが……危険ではなかったのですか?」

 この質問には答えなかったという。

それでも、当時はとにかく、典子さんは俊夫さんの死を自分の最後の言葉のせいだと思っていた。薬について不信感を抱いても、何かに原因を探ったり理由づけしないと自分が生きていけないからそう考えている……そんなふうにとらえていた。

しかし、その後、私の返事や自死遺族の方とも連絡を取るようになり、向精神薬の怖さについて知ることになった。

 

「正直、今は主治医に、詰め寄っていっぱい問いただしたいです。離脱症状が出るとか、自殺の危険があるとか、だとしたら、家でも慎重になるようにとか、パキシルのような薬が出ていたことも、なぜ何も教えてくれなかったのか。

この病気は治りかけや退院後が一番自死の危険があったこと。減薬断薬には離脱症状があり、息子のようなスピード減薬は本来すべきでもないし、したとしたらどれだけひどい症状が出るかということ。そもそも一体どれだけの薬をどれだけ減らしたかすらも……一体本当はどういう病気だったのかということすらも……母親の私には何ひとつ担当医からも知らされることはありませんでした。

すべて息子が亡くなった後に一つ一つ調べわかったことばかりでした。そんな大切なこと……知っていたら絶対にもっと慎重に息子を見守っていました。

良くなったと思い込んでしまっていた私がバカでした。最期のその時、息子は母親の私が鬼のように叱る声を耳に焼き付け、あの朝時間がなく、市販のワッフルとリッツだけというなんの愛情のかけらもない朝ごはんだけを胃に残し、復学したいと願っていた自身の大学の8階から飛び降りたのです。

復学したら彼女と同棲する。卒業したらすぐ結婚する。そして薬学部を受けてガンの新薬を作る。夢も希望もたくさん持っていた22歳の私の息子は、大学に行きづらくなったと告白して、わずか13か月で自らこの世を去ってしまいました。

下に小さな娘がいることや、病院の付き添い、薬のことを聞かれることを頑なに拒んでいた息子に、病院や薬のことをまかせっきりにしてしまっていました。息子が嫌がってでももっと知れば良かった。もっと付き添えばよかった。

 息子は死にたくて精神科の門をくぐったのではない。ここに来れば、治る、元の自分に戻り、大学にまた行ける。生きたかったから。息子はそう信じてあの門をくぐったのです。

まさかたった13か月後に、この門をくぐったばかりに、命を奪われるなどと夢にも思わず。

今はただただ息子に謝りたいのです。

無知だった母さんを許してほしいと。

あなたを世界で一番愛していたと。

どうか精神科医はこの現実から目をそらさないで欲しい。これ以上死ななくても良かった尊い命を奪わないで欲しい。

生きたいとすがる患者を見殺しにしないで欲しい。

その多剤多量処方で死なないとでも思っているのですか?

自分たちが薬剤性精神病にしておきながら、向精神薬依存症になるまでにしておきながら、まともでなくなった患者の言うなりに飴を与えるかの如く処方しまくり、挙句自死という最悪な最期を知ったとき、彼が望んだから仕方ないのです。その一言で終わらせるのですか?

最初から最後まで、患者と何も知らなかった家族の責任ですか?

そう問いたいです。」

 

典子さんのブログ

 http://ameblo.jp/nyannko136/

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