積もり積もって水いぼ480人の経験から語りたいわたし② | 文京区小石川 もものマークのクリニック 院長ブログ

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文京区春日駅最寄りの形成外科・皮膚科のクリニック。
湿潤治療、シンプルスキンケアのこと、もっと皆さんに知ってほしい♪

 
 
こんにちは。
 
もものマークのクリニック 院長てしまです
 
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水いぼ記事の続きです。
前回はこちら→
 
 
さて
 
水いぼって「自然に治る」っていうけれど
じゃあどんな風に治るの?
 
ってところ。
 
これ、意外にどこにも書いてなかったりしませんか?
 
今日はそのあたりの説明をおひとつ。
 
 
 
水いぼは、繰り返しになりますが、ウイルスが原因でできるいぼです。
 
皮膚の免疫システムが、このウイルスの侵入に気づかずボンヤリしていると
 
いぼができても一向に反応しないままいまま
 
ウイルスが散らばったところに新たないぼを作り
 
だんだんいぼの数が増えていきますあせるあせるあせる
 
 
これまで私が診察した患者さんの中で
 
ザ・キング・オブ・免疫ボンヤリさん
 
だったのは、別件で受診されたついでに
 
 
水いぼできて6年経つけど
痛くもかゆくもないから放っておいてます。
 
と、お母さんが語っていらっしゃったお子さんです。
 
私、こういう「構えて待つ」態勢の親ごさん共感します(笑)
 
とにかく現時点で全く困っていないとのことだったので
 
 
引き続き様子見で良いと思います。
ただ、うちのクリニックで見た最長水いぼ保持記録なので、治った時には是非教えてください。
 
とお願いしました。
まだ、連絡はありません。
 
 
民間療法で、木酢液やイソジンを塗る方法がありますが、これらはいぼの部分にわざと炎症を起こすことで、免疫反応を促し、治癒を早めるのが目的なのだと思います。
 
ただし、いぼは取れずにかぶれが生じる、なんて場合もあるので注意は必要ですね。
 
 
 
免疫システムがウイルスの存在に気付くと
 
「あ!コイツら出ていきやがれ!!ムキー
 
と反応し始め、かゆみを生じたり、痛みを伴う炎症を起こしたりします。
 
周囲が赤く腫れ、ちょっとドキドキするくらい腫れることもあります。
 
これらの炎症症状は、通常いぼの塊が排出されたり、自然に吸収されたりして収まっていきます。
 
あまりに腫れて強い痛みを伴う時は、抗生剤の内服が効果的なこともあるので病院を受診した方が良いかもしれません。
 
 
 
また、もともとアトピー性皮膚炎などでかゆみを感じやすいお子さんは
免疫反応に伴うかゆみで掻きこわして感染を伴い
とびひになったり
水いぼ以外の部分も痒みがひどくなったりと
困った症状が出ることもあります。
 
このようなトラブルが予想される場合には
麻酔のテープを使ってできるだけ痛みが少ないよう気をつけながら、少しずつ除去していきます。
 
 
‥‥てことは、てしまクリニックでは、痒くて困っている時以外、水いぼ除去は一切しないの?
 
と思われるかもしれませんが
実際問題、そうでもありません
ココがまた難しいところ汗汗汗
 
 
ってなワケで、続きます。
 
 
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