乙武さん関連のブログはもう書かないと、宣言しておきながらまたしても書きたくなってしまいました。

 

タイトルは、私が見た番組中、寝たきりお笑い芸人のあそどっくさんが、再現ビデオの最後に、ご自分でおっしゃった川柳です。

 

この後、乙武さんは

「本当にあったことですか?不謹慎ではないですか?」

といいましたが、食事時ならば不謹慎でしょうが、そうでなければ、私は全然不謹慎ではないと思いました。

 

むしろ、乙武さんの不倫の方がもっと不謹慎です。

 

ライター(文筆業)を生業としている乙武さんの、言葉の使い方に、疑問を持ちました。

 

不謹慎という言葉について調べてみました。

不謹慎(ふきんしん)とは、慎みや考慮、思慮分別の欠如などを指して言う感情的形容詞(ただし不謹慎という語自体は形容動詞という品詞に属する)で、それを見る他者を不快にするような状態であると感じられる事象あるいは集団感情のこと。

 

乙武さんの「不謹慎」という言葉を受けて、あそどっくさんが次のように答えました。

 

「不謹慎と言う人も、関心があるからこそそういう意見を言う。その関心からその人の何かが変わって欲しい。無視されるのが一番つらい。」と回答。その思いがあるからこそ、自身の笑いにこだわり続けるあそどっぐだ。

 
私も、あそどっくさんの自虐ネタのすべてに共感している訳ではありません。時々、不謹慎だと考え、不快に思うこともありましたが、あそどっくさんのお考えを初めて知り、
「なるほど」
と思いました。
 
むしろ、
「乙武さんには同じような経験はないのですか?」
と逆に質問したくなりました。
 
このような生理現象に関しては、隠せば隠すほど、あれこれと悪意に満ちた穿鑿をされ、乙武さんの尊厳は傷つけられるのではないでしょうか。
 
その後番組は先日紹介した乙武さんと玉木んさんの対談に移ってゆくのですが、その前に乙武さんがおっしゃったことが気になりました。
 
乙武さんは、玉木さんの事を、ずっと「自分より“障害者の代弁者”としてふさわしい人」と思って見てきたという。自分は代弁者としてふさわしくないとずっと思ってきた。それにも関わらず、世間からは20年間“障害者代表”として見られてきた。そんな自分を果たして玉木さんはどう見てきたのか、率直な意見を聞いてみたいというのだ。
 
私は玉木さんだって、代弁者にはなれないと思っています。むしろ様々な障害者と出合ってきた玉木さんだからこそ、障害者の代弁をすることの恐ろしさ、危うさをよくご存じなのではないでしょうか。
 
乙武さんと玉木さんの対談の詳細はこちらです。
 
乙武さんについて、私は
「あれもできる、これもできる」
とバスケットボールでドリブルをして見せたり、階段を上がったりしている姿をテレビで見ていて、違和感を感じていましたが、それ以上の感情(好きでも、嫌いでもない)は抱ていませんでした。
 
しかし、今回色々調べてみて、乙武さんのことを嫌いになりました。
 
ちっちゃいエリート根性が見え隠れし、カッコつけていて、事実を話さない。そして、身体介助の有資格者を伴わない単独行動をしていて、その時無資格の人に身体介助を要求し、それが満たされない時は、Twitterでtweetして、お店の実名まで公表してしまう。
 
まるで、
「私はお金を出している客なんだ!!」
と上から目線で言っているようで、不快です。
 
「乙武さんのような元気な体の人には介助の有資格者以外の人が身体介助をすることは、法律違反。という現実はなじまない。高齢等で、何が起きても不思議ではない人に特定すべき。」
とお考えならば、そのように法律を変えるべく行動することをお勧めします。
 
1度は国会議員を目指そうとした乙武さんななのですから、できるでしょ!!
 
この不倫騒動で、立候補は立ち消えになってしまいましたが・・・。
 
今のままで、単独行動をすることは、今後控えて欲しいと私は考えます。
 
多くの重度の障害者が外出できないのは、
「介助の有資格者がなかなかみつからない。また経済面で有資格者を頼むことが難しい。」
のだと思います。
 
「それを、乙武さんは自由に行動している。その裏にどんな対策があるのか?または対策がないままに法律違反を繰り返しているのか?」
それをきちんと語って欲しいと思っています。
 
乙武さんに、私が受けた差別を語っても共感してもらえないのではないかと思いました。
 
私は、
「痛いから嫌だ。やりたくない。」といっても
「なあに、それくらい。」
とか
「大丈夫」
とか言われて、人格否定され続けてきました。怠けたいと考えての言動だと思われてしまったのです。
 
「痛みを我慢すればなんでも出来てしまう。いかし痛みを我慢することには限界がある。」
そんな障害者がいることを、乙武さんは理解できない、と思っています。