根拠のなくなった公的債務の対国内総生産(GDP)で90%で経済縮小という話 | moltoke_Rumia1pのブログ

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今週のG20・IMF会合、金融緩和の影響や出口戦略が焦点に

| マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK837163920130417

20013年4月17日記事

(以下抜粋)

G20会合では、債務削減目標についても話し合われる見通し。米国は

目標設定に反対している一方、他の国は長期的に債務を対国内総生産

(GDP)で90%を下回る水準まで削減する案を支持している。

(抜粋ここまで)


(・w・) ここで出てる公的債務の対GDP90%って数字はロゴフらの

論文で、これを上回った場合、経済成長率が著しく低下するって話

から来たものでした。


(=w=;) Excelの操作ミスからくる計算ミスだったんですけどね。

日本だとこの本の話になります。





「国家は破綻する」著者ロゴフ氏らの公的債務研究に誤りの可能性

=米研究者ら | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK837172720130417

(以下抜粋)

マサチューセッツ大学アマースト校の研究者トーマス・ハーンドン、マイケル・

アッシュ、ロバート・ポリンの3氏は論文の中で、公的債務が対GDP比で

90%を超えている国家の平均実質成長率は「実際には2.2%であり、

ラインハート氏とロゴフ氏が論じているようにマイナス0.1%ではない」

指摘。


「コーディングの誤り、入手可能なデータの選択的排除、統計の総括への

ウェート付けの方法に起因して、戦後の先進20カ国の公的債務とGDP

成長率の関係を不正確に示すという深刻な間違いにつながっている

と論じている。

(抜粋ここまで)


(・w・) 財政均衡論者がよく引用する論文だっただけに、その影響は深刻

なものがありました。前提になってる話がある意味、計算ミスだったような

ものですしね。


(=w=) これによることかは分かりませんが、G20での公的債務の対GDP

比率に関しては目標を入れないことになりました。ええ、最初に出てた対

GDP比率90%目標って部分はロゴフらの論文を下敷きにした話だったの

でしょう。


(・д・;) なので、まずは経済対策を、財政支出を増やすことで経済を浮揚

される話により多くの理解が集まるといいですね。リーマンショックが終わり

各国の共同した財政出動が終わって以来、ずっと緊縮財政派はのさばり

経済の成長に悪影響を及ぼしてきたわけですから。


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緊縮財政派の前提としていた公的債務比率による経済の失速が、根拠

になる論文そのものが間違っていた以上、積極的に財政出動を増やす

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