G20声明の主要ポイント | Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE91G00B20130217
(以下抜粋)
<財政健全化>
世界経済の弱さに対応するため、力強く持続的で均衡のとれた成長を
達成し、自信を回復する上では、野心的な改革や協調的な政策がカギ
となる。
より強固な金融システムを構築するための金融改革や、成長を促す
ための野心的な構造改革など、これまでのコミットメントを引き続き実行
に移す。
持続可能な財政を確実なものとする。
ロスカボスG20首脳会議で合意したコミットメントに沿って、サンクトペテル
ブルクG20首脳会議までに、先進国は信頼に足る中期的な財政政策を
策定する。
信頼に足る中期的な財政健全化策を策定し実施する際、目先の経済状況
や財政的な余地を考慮する。
(抜粋ここまで)
(・w・;) ドイツやEUが財政健全化云々に関して手ぬるいと騒いだ
内容ですが、この時点で既に頭が悪い文章になっています。
なぜか?目先の景気対策の上では、財政健全化策は敢えて棚上げ
しておく方がいいからです。でないと、アメリカで現在起きてるような経済の
回復に水を差すような歳出削減の嵐が起きかねないからです。
(=w=;) だいたい、EU諸国の経済成長率を見てもその辺りは明らか
なのではないかと・・・。
(=w=;) 見事にドイツさえも2番底懸念じゃないかと。
まともな景気対策も出来ずに目先の財政赤字削減のみを
推し進めた惨状がそこにはあるし、現在の債務危機の鎮静化には
禁じ手扱いしていたECBによる無制限国債購入宣言からでしょうし。
(=w=) 中央銀行を統合して、各国に金融政策の自由度のない
EUの理屈を他の諸国に押し付けないで貰いたいものです。
既に、均衡財政路線を景気後退局面でやって火達磨になってる
愚策に関しては、こうして結論が出てるでしょうに。
世界中でこれをやったら、それこそ需要不足による強行突入が
待ってるだけです。
(=w=;) そして、経済の低迷による社会不安は暴動や犯罪の
増加、極端な政治勢力の影響力拡大を招きます。
ユーロ圏10-12月成長率、リーマン後で最悪も-危機の打撃で
- Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MI1C1T6TTDS301.html
(=w=;) 優先順位が違う訳です。まずは景気対策を行い
経済を立て直し、それから増えた税収で財政再建を行えば
いい。
(・w・) そのためには一時的に負債総額が増えても構わずに
財政出動をすべきでしょう。民間の需要が損なわれてる最中に
政府支出まで削れば経済が縮小し、税収は低下し、歳出削減の
意味は雲散霧消します。
(=w=;) そうした優先順位を取れてない声明を出してしまってる
辺り、G20の話はこれでも当初の話よりマシとはいえ、まだまだ
世界経済の懸念材料は今年も多そうです。
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不景気な時期に無理な財政健全化で景気対策もやれなければどう
なるかの無残な結果が欧州方面で見られるのに、未だに現実が見えて
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