「子どもというのは、『今』という時間の観念が強く、将来を見渡し行動計画を立て、実行することがまだまだ苦手だ」と、言われています。

したがって、生徒さんの中には、今週行っている『スピーチ発表』の準備が

〔十分に準備が出来なかった〕という生徒さんの方が、

〔準備をバッチリ出来、満足のいく発表ができた~〕という生徒さんよりも、多いのです~


そんな時、大切なのことは、
大人(ママやパパや教師や、、、、)が、

満足いく結果だった子に対しては
具体的に、【どうやって準備をしてきたから上手くいったのか?】
と、質問する
ことです。

その上手くいった方法を、子どもが自らことばに出して伝えることで、その子自身が、次もその方法が使える
『上手くいく自分独自の方法』を、意識化できるからです。

また、

不満が残る結果だった子に対しては、
【①本当は、「どうだったら良かった」と思っているのか?  
②そのためには、『具体的に、どうしたらよかったのか?』】
と、質問すること
です。

まず、「本当は、本当は、こんな風にできれば良かった」と、自分の目標イメージを思い浮かべること。 そのために、どんな方法が自分にはあるのかを、自ら考えてもらうことが大切です。

大人は、今までの経験から、沢山の方法や答えを知っています。
しかも、未来を見渡す力も持っています。
だから、子どもに即アドバイスし、上手くいく方法を教えたくなってしまいます。

でも、果たして効果的でしょうか?
「うちの子は、何度言っても、私の言うことを聞きません」というママのことばを耳にするということは、、、、、

あまり、大人の忠告・アドバイスを子どもは聞いていないし、効力を発揮しないということになるでしょう。

その代わりに、大人(親や教師)は、「今度はどぅしたらいいと思う」と子どもに質問し、子ども自身が考え、次の行動に生かせるよう、「トライ&エラー」から、自ら学んでいく糧にできるような関わりをすることが、大切です。