ベラルーシのお台所はミンスクの台所
昨日のお昼ご飯はベラルーシ料理だったのだけれど
昨年、何かで(恐らくチェルノブイリ関係から)この国のことを検索していて
偶然なのかそれともアッラーのご意志としてお決まりなのかわからないのだが
この国のレストランを見つけた。
ロシアも行ったことがないし、日本のロシア料理店での料理しか知らないし
ベラルーシ料理がロシア料理とどう違うかも全くわからない。
でもこのお店はメジャーなロシア料理を出しているのではなく、
日本人の口に合うようにベラルーシ料理を変えて出すのではなく
日本人の口に合うベラルーシ料理をチョイスして出している(らしい)。
グダグダ言わずにさっさと食べよう
ランチはメイン3つから、主食系から3つ、飲み物4種の中から選べる。
それにスープとサラダが付いて1000円。
メニューは撮る前に下げられてしまったのでちょっと記憶あやふやだが
メインは
鶏肉のラグー
チキンのディルソテー(違うかもしれない)
ハンバーグ(相当怪しい)
主食系は
蕎麦のカーシャ
パンとジャガイモ
ご飯
鶏ちゃんのラグーとお蕎麦のカーシャにした。
ディルの香りもパンとジャガイモも捨てがたいけど
お蕎麦の実をお粥のように炊いたというカーシャ、気になるでしょう~
サラダとスープ。
サラダは普通のサラダだね、人参が多いと思ったくらいで特別なものではない。
スープはボルシチみたい(語彙が乏しいので仕方がない)でとても美味しい。
サワークリーム(スメタナって言うんだってね。あの作曲家はサワークリームさんだ)がアクセントになっていて、もっと沢山欲しいよ~!というお味。
胡椒が利いた鶏肉のラグー。
グツグツ言っていたくらいに熱い
柔らかな、でも形は崩れてはおらず味も沁みているジャガイモと
鶏ちゃんがゴロゴロ入っている。
一見少なさそうに見えるが、結構ボリュームある。
なんだか懐かしい味、塩&胡椒と素材の味。
う~~~ん、小学校の給食の「コーンシチュー」をなんだか思い出す
お蕎麦のカーシャ。
こちらも蕎麦の味が損なわれることなく塩とスープ(ブイヨン?)で炊かれている。
薄く味が付いているのでこのままでも美味しいが
ラグーをかけたらもっと美味しくなった
たったこれだけで判断はできないが、ベラルーシ自体が
森に囲まれた美しい国だから、食文化は野菜類が豊富でそれ故、
日本人にも受け入れられ易いのではないだろうか。
暑い国のスパイスたっぷりでパンチの効いた味も当然美味しいが
こういう味もまたいいな。
(要するに、ぺいとん様のお口は食べ物であれば味付けは何でもいいのか!?)
飲み物はコーヒー(ホットorアイス)、紅茶も然り。
では紅茶に。
小さなケーキも付いていてますます嬉しい
お~~、お野菜豊富な証拠に人参が入っているぞ!
日本語が素晴らしく上手い凄い東欧美人のお姉さんに
「ベラルーシ料理は初めて食べましたが、とても美味しいです~~」と
言えばステキな笑顔で喜んでくれた。
「ロールキャベツも人気ありますよ。でも早い時間に売切れてしまうので
次はもっと早くに来てくださいね♪」
おお商売上手な!
ロールキャベツも食べたくなっちゃうよね
次回は絶対ロールキャベツだね。
でも今は別のデザートが食べたいとメニューを見せてもらった。
おススメはアップルパイとチーズケーキの入ったもの。
どちらもベラルーシの名物だが、一押しと勧めてくれたので
「小鳥のミルク」と呼ばれているこちらに。
ココア味のスポンジにチーズケーキが挟まれている。
チョコレートがたっぷりかかって、赤スグリ(?)のすっぱさが
お互いの味を引き立てている。
それにしてもソースが二色、とっても綺麗。
しっかり甘くてボリュームあって大満足のケーキだったよ。
カロリーのことなんて考えない、考えない。
美味しい幸せを自ら壊すことはないのだ。
お店の中はベラルーシの工芸品(だと思う)がいろいろ飾られていて
トウモロコシの皮製品?
ちょっと郷愁をくすぐられるような暖かいぬくもりある品。
可愛いよね~
そして気にいったのがおトイレ。
蛇口がレトロなくるくる回すタイプ。
そして何よりシャガールが飾ってあった!!!!
お土産はベラルーシ産ではないけれど
ウクライナのお菓子を売っていたのでこれまた初挑戦。
赤いのがウエハース(アルテック)、
緑が洋菓子(ひまわりのハルヴァ)、と表記されていた。
え!え?ええええ?????
ハルヴァ~????
イスラーム圏の皆が大好きなお菓子じゃないか!
ウエハースは、極々普通。
で、ハルヴァは・・・
ちょっと引いた・・・・
きっと羊羹を始めて見たときのベラルーシのお姉さん達と同じだと想像がつく。
これはひまわりの種オンリーだが、
他にレーズンやピーナッツの入ったものもあった。
地味ジミすぎるが切って食べてみれば、これまた美味い~~~~~
ウクライナは東方教会やカトリックが多い地域だと思うのだが
ハルヴァがあるとはやっぱり地続きの強み?
初ベラルーシなのに懐かしい味に思えたり、
イスラームとのつながりも垣間見たりと、とても嬉しい体験となった。
六本木一丁目駅からサウジ大使館方面出口へ。
でも、サウジには寄らずに真っ直ぐ首都高環状線に沿って2~3分。
こういう店構え。
ベラルーシのお台所は《ミンスクの台所》というお名前。