北海道ではうまいものを探すのに事欠かない。
とうもろこし、メロン、スイカ、ジャガイモ・・・・
豚肉、牛肉・・・・
数えだしたらきりがない。
その中でも、なんと言っても海の幸。
特にオホーツク側の沿岸はどこに行っても旨いものがたくさんだ。
今日はそんなグルメロードの旅だった。
素泊まりだった知床・ウトロの宿を朝7時には出発。
まだ人も少ない知床峠を通過。
遠くに国後島が見える。
しかし、昔は「知床峠」と刻まれた石碑があったはずなんだが、どこに行ってしまったんだろう。
見るべきものもないので先を急ぐ。
・・・があまり早く着きすぎてはお店が開いていない可能性があるので少しだけダートに寄り道。
北海道のダートっていわゆる山道ではなく、作業道なのでこんな感じがほとんど。
フラットダートと言えば聞こえは良いが、ホコリはすごいし、浮き砂利だとストレートでも気を抜くと転びそうになるので、正直あまり楽しくない。
徐々に楽しい道になっていくことを期待して進む。
あらら。
駄目じゃん。
あえなく舗装路に舞い戻るが、国道にでるのは口惜しいので道道を回り道をしながら、進んでいった。
最初のターゲットは尾岱沼
まずは、朝飯代わりに漁協の直営店で北海シマエビを食べる。
旨いっ!!
しかし、ここのジャンボほたてはとっくに終わっているのでそれ以外に特に食べるべきものはないので、お昼ご飯の地へ。
いつだったかのネットニュースで見かけた場所。根室の道の駅。
ここで今が旬のサンマの定食を出してくれるというのだ。
これは食べずにはいられない。
ちょうどねらい澄ましたように、お昼時の少し前に到着。
一瞬、カキの釜飯にも心が揺れるが、カキはあとでも食える。とりあえずはサンマだ。
ってなわけで、「サンマづくし定食」を注文。
待つこと、15分。
おおーっ!!
期待通り、いや期待以上だ。
サンマの塩焼き、刺身、竜田揚げ、つみれ汁、お新香、昆布の和え物、半熟卵、ごはん
最後の半熟卵だけ余分な気がするが、お刺身もまるまる一匹分くらいありそうで厚肉だ。塩焼き、竜田揚げと3尾分ある感じ。
もちろん、どれもおいしく完食・・・・
・・・・・でも相当苦しかった。(笑)
さすがにゆっくり休憩してから出発。
次なるターゲットは、根室半島の先端近く、花咲港に水揚げされる「花咲ガニ」だ。
午後2時半頃には着いたのだが・・・・・
途中腹ごなしのために、納沙布岬に廻りのんびりしてから行ったが、やはりお腹が一杯でとてもではないが、食べられそうもないので、断念することにした。
鉄砲汁くらいなら・・・・とも思ったが、無理して食べてもおいしくないのでまた、来年?の楽しみにすることにした。
それにおいしいのは確かだが、所詮はヤドカリの仲間。
カニとは名ばかりの奴だ。来年まで待たせてやってもかまわないだろう。(爆)
ま~、今年は勘弁しておいてやる。
来年、首を洗って待ってなぁー
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
それにしても、もう、午後3時近いが、お腹が全くこなれていく気配がない。
仕方ないので最後の目標を目指す前に少しだけ回り道をして、ダートを走ることにした。
霧多布を過ぎたあたりから道をそれる。
ふと見ると、道ばたに「ムツゴロウ王国」の看板がある。
?????
ここ、まだあるんだっけ????
ま、いいや。厚岸の少し手前から北上するダートにはいる。
しかし、すでに午後4時を大きく廻っている。
こんな時間にダートに入って万が一、トラぶったらかなりヤバイじゃね??
そう自答しながらも突き進んでいく。
轍こそあるものの両側からせり出しているブッシュの大きさが、交通量の少なさを物語る。
走っていてもブッシュにハンドルや膝、足首に当たり、気を抜くとバランスを崩してしまいそうだ。(汗)
時間も時間だし、晴天とは言え、傾きかけた日差しは力強さを失いつつあり、木々が鬱そうとしているところではちょっとぞっとするくらいだ。
何とか国道まで戻る。午後4時50分だ。
もっと早い時間なら楽しめるが、やはりこんな時間に一人でダートにはいるのはやばすぎる。
今後は自制しよう。
最後の目的地を目指す。
厚岸にある道の駅だ。
当然、カキを食べるためだ。
しかし、到着は午後5時を大きく過ぎてしまった。ある意味、覚悟の上でダートに寄り道したのだが、やはりせっかく来たのに食べられないのは残念だ。
ま、それでも駄目元で中にはいると、3軒あるレストランのうち二つは午後8時、9時までやっていることが判明。
そこで自分で魚介類を焼いて食べられる方の店にはいる。
入店前にまずは食べるものを選ぶ。
当然、カキ。
それも殻つき。
しかし、いかんせん、未だにお腹が一杯なのであまり腹にたまらないものだけをチョイスした。
殻つきカキx2
本ズワイガニの足x1本
その他、串ものを4本ばかりチョイス。(ホタテ、海鮮串、タコ、ツブ貝、イカなど)
イヤー旨かった。
殻つきカキも旨いが、カニ足を丸ごと焼いて食べる「焼きガニ」
のんびり食べていたので出発は午後6時近くになってしまった。
いくら晴天、しかも北国の日照時間は長いとは言え、宿に着く前に日没を迎えるのは必至。
ま、それでもあとは国道を道なりに行くだけだ。
交通量の多い、国道なのでおとなしく流れに身を任せて1時間弱。
午後6時半をかなり過ぎた頃に到着した。
本日の走行距離:446.8km(うち、ダート20kmくらい)