今回の岡山行きでは多くの友人たちと会えたし、もちろん撮影そのものも自分なりに視点を変えて試してみることができたので、実に収穫の多い、かつ楽しい旅行となった。
しかし、何を隠そう、一番の至福の時は行きの飛行機でピークを迎えていたのだ。(じゃじゃじゃーん)
飛行機に乗る際は、壊れると困るのでカメラ機材を預けるわけには行かない。
そこで身の回りのものを極力減らして、カメラ、レンズ、PC、その他諸々をすべて手荷物で機内に持ち込む。
しかし、いつも大きな荷物になってしまい、自分もうっとうしいし、周りの人にも申し訳ないので今回は、キャリーバッグを用意して、最悪ロストしても困らないものは皆、このカバンに入れて預けた。
・・・とはいえ、一番気を遣う超望遠レンズ(今回は600mm)は何をおいても機内持ち込みだ。
しかし混み合う時などはもたもたしていると、座席の上の荷物スペースに入れられなくなったりすることがある。
フライトアテンダントのオネーサンにお願いすればどこかにスペースを見つけてくれる。とはいえ、やはり高価なものだ。フライト中とはいえ自分の目の届くスペースに収納したい。
今回の岡山行きも予約は満席だと言うことだったので早めに機内に乗り込み、荷物のスペースを確保することにした。
割と前の方の座席だったこともあり、無事に荷物をしまって落ち着いたあとは、ぼんやりと窓の外を眺めたり、乗り込んでくる人々の人間模様?を眺めていた。
そんな中に一人、心の琴線に触れる人がいた。
はじめは誰だか、わからなかった。
ふつうにきれいな若い女性というのが第一印象だ。
ちょっと伊達っぽいメガネをかけてあまり化粧っけのない顔であくびをしながら歩いてくる。
ふとした表情の口元の動きに見覚えがある。
おやっ、やややや。
彼女の後ろから続いて乗ってきた女性を見て確信した。
ミウ・ガールズじゃないの。
(http://miu55.com/
)
(http://miu55.com/team/index.html
)
そう、先に乗ってきた方は、ダイドー・ミウ・レーシングでキャンギャルをつとめる、
ひっとっみちゅわゎゎぁぁ~ん
なのだった。
もちろん、後ろの子もミューガールだ。(申し訳ないけど名前は覚えていない。)
今日の
ひっとっみちゅわあん
は割と地味な感じで、いかにもモデルモデルした、あるいはキャンギャルでございって感じで歩き回る子たちとは違い、高感度急上昇~っ!!
実際、地方で開催されるレースに行くと行き帰りの飛行機や新幹線では、傘持ちのオネーサンたちと一緒になるチャンスは意外に多い。
しかし、そのほとんどが遠目に見ても、「ギョーカイの人でござい・・・」って感じの派手な出で立ちなのだ。
ひどいのになるとそういう時でさえ、追っかけのカメラオヤジ?を侍らせていたりするから、結構感じ悪かったりするのだ。
朝一のJALの機体はあまり大きくない。
通路を挟んで両側に3人ずつ座るようになっている。
ボクは窓際の席だった。
見るとはなしに、
ひっとっみ ちゅわぁ~ん
を眼で追っているとなんとおいらの横まで来たところで手荷物を上に押し込み始めた。
あれっ
あれれれっ
高鳴る胸を押さえ、冷静を装う。
確かにボクの右側は二人分あいている。
見るとはなしに見ていると、なななんと、ひとみちゃんがおいらの横にすわってくるじゃぁ~あ~りませんか・・・(喜)
その向こうの通路側にはもう一人のミューガールが座ったのは言うまでもあるまい。
欲を言えば、ボクが真ん中で二人に挟んでもらえるのが理想だが、そこまで贅沢は言うまい。
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
時折、ひっとっみちゅゎぁんの肩先がおいらの肩に触れる。
あと数センチの距離に彼女が座っているのだ。
肩先に全神経を集中する。
肩に触れた瞬間には、アマゾン川に落ちたどうぶつに襲いかかるピラニアの群のごとく、ボクの全神経が肩先に集まってくる。(笑)
いやー、こんにちは。
いつもきれいですね。
ピットウォークの時は写真を撮らせて頂いてありがとうございます。
今回は最終戦ですね。いつも通り、がんばってください。
台詞がのどまで来ているのだが、二人のきゃっきゃという会話はとぎれることを知らない。
「女」という字を三つ書くと、「姦しい(かしましい)」という言葉になるが、彼女たちの場合、仲が良さげで二人だけでも十分に付け入るスキ?がないほど盛り上がっていた。
無理に割ってはいるのも大人げないので黙って話しかける機会を待った。(爆)
やがて飛行機が離陸し、旋回をするとひとみちゃんがおもわず窓の外をのぞこうとおいらの方を向いて近づいてくる。
はぁー、はぁー。
結構、照れるものである。(爆)
普段は飛行機に乗るとアットいう間に落ちて、爆睡してしまうのだが、今回ばかりはそんなもったいないこと?はできない。
飛行機がぐんぐん高度を上げる間も二人の会話は止まらない。
そして安定飛行に入り、シートベルト着用サインが消えると、二人そろって今度は化粧道具を取り出し、顔を書き始めた。
こうなるといよいよ話しかけることはできないのでおとなしくしていた。
いや、正確には何もしなかったわけではない。
体を2mmほどひとみちゃんの方に近づけてみた。
特に怒られなかったのでそのままのポジションをキープ。(爆)
そこはかとなく漂ってくる、甘くかぐわしいスィートなパヒュームを余すところなく堪能するために鼻孔は全開だ。
いや、鼻だけではない。
全身の毛穴も全解放だ。(爆)
この際だ。若くてかわいい娘のエネルギーを最大限に摂取しておこう。
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
ボクもエロオヤジ・フェロモンや加齢臭やら、GN粒子とか、ありとあらゆるものを大放出する。(意味不明)
ひとみちゃんは目元のお化粧から初めて、1cmくらいあるつけまつげをつけ、だんだんといつもの見覚えのあるミューガールの顔に変身していった・・・と思う。何せ、真横から顔をまじまじ見るようなことはできないので・・・(爆)
こうしてぼくらの愛のフライトは約1時間にわたって続いたのだった。(ちがうって・・・・)
彼女たちの戦闘準備はまるで予定していたかのように、機内放送が着陸に向けてシートベルト着用を告げるまで続いた。
当然、ご挨拶をすることもできずじまいだ。(笑)
着陸態勢に入り、化粧道具をしまうと、またおしゃべりが始まり、まったく付け入る隙を見せない。
(´ー`)┌フッ
ガードの固い女だぜ。
その方が落としがいがあるってモンだ・・・
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
はずかしがりやのひとみちゃんとはお話しするタイミングを逸したまま、飛行機は最終アプローチのための旋回にはいる。
すると彼女がまたまどの外をのぞこうとボクに近づいてくる。
(´ー`)┌フッ
まだまだ、こどもだな・・・・
ほ~ら、よくごらん。
あれがぼくらの愛のですてぃにぃだよ。
オリャ!(┯ ┯)
・
○
バキッ!!(-_-)=○()゚O゚()○=(`´メゴキッ!
○
・
(┸ ┸)ウリャ!
愛というのは出会いと別れが常にセットになっているというのは誰のせりふだったか・・・・
そろそろお別れの時が来たようだ。
俺がいなくてもさみしがるんじゃないぜ。
あばよ、べぇいびぃ。
(´ー`)┌フッ
こうしてボクとひとみの愛のフライトは悲しくも切ないエンディングを迎えたのだった。
扉が開き、彼女が降りようと席を立った時。
名残を惜しむようにおいらを振り返り、ふりしぼるように一言、やっとの思いで消え入るような声でささやいた。
すみませんでした。
わかったよ。おまえの気持ちはおいらの胸の奥深くに刻み込んでおくよ。
(´ー`)┌フッ
さすがだ。おいらが見初めただけのことはある。延々と隣で化粧を続けていたことへのエチケットとして一言、挨拶をしてくれたのだ。
惚れ直したぜ。
来年、どうなるのかは知らないがまた、どこかのチームで傘持ちをするなら全力で撮ってやる。
おれが世界で一番きれいに撮ってやるからなぁ~
そして羽ばたくことに疲れたらいつでも帰ってこい。オレがお前のエアポートだ。(爆)
~∽~∽~Fin~∽~∽~
このドラマは・・・・
ごく一部の真実をもとに・・・・・
一方的な思い入れと徹底的な虚飾によってかかれた激しく切ない愛の物語である・・・・・・
なお、登場人物は実在するが、そのキャラクターを含め、真実との整合性を一切保証するものではないことをお断りしておく。
なお、この写真と本文は関係ないだけではなく、あくまでも狙いは佐藤選手にあったことをお伝えして、この涙無くしては読めない手紙?を締めくくろう・・・・
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!