♪あ~あ~、あああああ~あ♪
♪あ~あ~、あああああ~あ~♪
♪るる~、るるるるる~る♪
♪る~、るる~、るるる~るる~♪
(フェードアウト)
(ナレーション)
とうさん、ボクは今日、腰の痛みと戦いながら、走ってきました。
腰の痛みは今もひどいけど、なぜか走っているときは夢中で忘れて居るんですよ。
いつまでも子供ですね、ボク・・・・
昨日の転倒でバイクを起こす際に痛めた腰。
夕べは寝返りがまともに打てなかった。
動かし方によっては、左腰の後ろ側に電気が走る。
おまけに上腕部後ろ側から脇腹にかけての筋肉もぷるぷるしている。
朝になったら、上腕二頭筋って言うんだっけ?いわゆる力こぶも筋肉痛だ。
そんな状態だから朝はまったりと8時半過ぎにスタート。
腰は普通に乗っている分には大丈夫。でも歩くと痛いし、バイクにまたがるときに痛くて足をあげられない。
民間林道はゲートで通せんぼが多い。
そんなときはすごすごとまわれ右だ。
でも、こんなのもある。
鹿ゲート?
どうやら畑の作物を鹿の害から守るためのもののようだ。一応、開くようになっているし、通っても良いようなのでおじゃまする・・・・(爆)
何とか通り抜け、チミケップ湖へ。
本当は北見から帯広までの移動なので国道をまっすぐに移動すれば、200km足らず、ゆっくり走っても4時間はかからない。
でも、それではつまらないので、痛む腰にむち打って、陸別からさらにダートにはいる。
この辺はシカの害が多いのだろう。それにしても、釧路あたりの林道と比べると、この辺の道は割とわかりやすい。
しかし、分岐では同じような道が広がる。
あんまり楽しいので往復してしまった。(往復で約35km!!)
くわばら、くわばら・・・・
阿寒湖岸のアイヌコタンだ。
集落の中では「ムックリ」の音が鳴り響く。
♪みょん、みょん、みょん、みょん、みょん、みょん♪
耳につく音だが、正直、あの音色に音楽性は余り感じない。(笑)
アイヌらしい模様の染め物(=バンダナ)を一枚、みやげ代わりに買い、アイヌコタンをあとにする。
このあとはまっすぐ帯広に向かい、早めに宿で腰をいたわるつもりが、通りすがりに、雌阿寒岳登山林道の入り口が・・・・
結局ここに入り込み、登りはイケイケで楽しく走る。
しかし、下りが荒れているので「アフリカ象+なんちゃってオフロードタイヤ」では怖い怖い・・・
昨日の件もあるし、今日の腰の状態ではいくら足場が良くても一人でバイクを起こす自信はない。
だから、スピードも2割減という感じ。安全に下る。
しかし国道に戻る道までが遠く、嫌になるくらい延々と続く。
分岐のたびに、GPSナビが示す方角だけが頼りだったのだが、終いにはうっそうと茂る木々に遮られたのか・・・・
う~ん、不安。
所詮、電子機器は当てにならん。次に北海道に来るときには必ず、古式ゆかしい?方位磁針も持ってこようと心に誓った。
しかし、なんだかんだとさまよううちに無事に生還。(笑)
あとは帯広に向かうだけだ・・・・・・
・・・・・が、しかし、やはり普通に国道を行くのは抵抗があるので、R241に平行して走る、オンネトー湖経由のルートを選択。
国道からオンネトー湖へ向かう分岐には、いまは立派な看板があり、湖まで立派な舗装路が続く。
オンネトー湖の手前にある、錦沼
ボクが19才で初めてここを通ったときには国道からいきなりダートに入っていくという道だった。しかも、昼なお暗き、森の中・・・・って感じだった。
実を言えば、19の木馬ちゃんはその雰囲気に圧倒され、オンネトー湖までは行かなかったのだ。
そして12年前に2度目の北海道ツーリングで訪れたときに初めて、奥まで行った。
今回は、一番奥にあったキャンプ場の手前に「茶屋」や「展望施設」があり、しかもそのまま通り抜けて、R241に戻れるのだ。
これまた、肉眼でみた、エメラルドグリーンが再現できて居ないのが残念。
う~ん、どんどん道が整備されていくなぁ。
・・・てもって、あとは帯広に向かうだけだが、実は今日もダートに出たり入ったりしていたおかげで昼ご飯を食べそびれていた。
味は甘くて良かったがいまいち粒が小さくて堅かったのが不満。
帯広は、昨年10月のばんえい競馬以来だ。
ぶらぶら、晩ご飯の場所を探し、ふと目に付いた店にはいる。
うまい。
お勧めは?と聞いたところ出てきたのが、これ。
塩味のごま油と、わさびしょう油の両方でいただく。
うまいっ!!
全く臭みもない。
開きを焼いたものもおいしいが、刺身は抜群。
まるでトロのように脂がのっていて、最高にうまい。
これらを肴にビールを二杯飲んで帰って来た。
さあ、明日はいよいよ北海道に別れを告げる日だ。
どんなルートで走ろうか・・・・・(嬉)
本日の走行距離:305km
(うち、ダート走行:100km←バカ)
♪あ~あ~、あああああ~あ♪
♪あ~あ~、あああああ~あ~♪
♪るる~、るるるるる~る♪
♪る~、るる~、るるる~るる~♪
(フェードアウト)