北の国から・放浪編 | 木馬の四方山ばなし

木馬の四方山ばなし

趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

♪あ~あ~、あああああ~あ♪
♪あ~あ~、あああああ~あ~♪
♪るる~、るるるるる~る♪
♪る~、るる~、るるる~るる~♪
  (フェードアウト)


とうさん、今日はおいしいものを食べ損なってしまったよ。
いや、いいんだ。
もう、よそう・・・・
とうさん、体調はどうですか、富良野は今日もあついですか・・・・・




今朝は割とのんびりとスタートした。
せっかくサロマ湖に来たのだから・・・と展望台なるものに行ってみた。


saroma

国道から5kmほど上っていく。この道、展望台から東側の道は結構な砂利道だ。西側は普通のダートでどうということもない。
とりあえず、朝のウォーミングアップと言うところだ。


今日は野付半島近くにうまいものを食べに行くだけだ。

ルートはいろいろ考えたが、普通に知床を回って行くのはつまらないので、佐呂間からいきなり南下することにした。

美幌経由で屈斜路湖、摩周湖とたどっていこうという魂胆だ。


しかし、内陸方面には低い雲がたれ込めていると思っていたら、あっという間に雨降り・・・

カッパを着込み、荷物にもカバーを掛ける。


in the rain

しかし、1時間も走らないうちに・・・・・いや、時間軸で語るのが正しいのか、空間軸で語るのが正しいのかはわからないが、幸いにして雨がやんだ。
場所によっては日差しも出てきた。いい感じで枯れているドライブインで休憩がてら、衣替え・・・・


drive in




予定通り、屈斜路湖を目指し、まずは美幌峠。


bihoro


hibari

美空ひばりの曲はしらんなー



そして、屈斜路湖といえば、これ。

kussy

最近はとんと話を聞かなくなったなぁ




今日は特にダートを走るつもりもなかったが、ふと地図を見ていて見つけた、屈斜路湖畔林道。屈斜路湖の北岸をぐるっとまわれる道だ。

dirt1

この道、最高に楽しい。
北海道の道らしく、フラットなのはもちろん浮き砂利ダートでなくて「土」だから滑り方が唐突でないので楽しめる。


dirt2

ただし、あまり調子こいてつっこむと湖の藻くずとなるので注意が必要。


dirt3

湖畔にカヌーを浮かべるとおぼしき人が車で入り込んでいるので対向車には注意が必要。


もっとも25kmの区間中、停まっている車を4台。対向車を2台見ただけではあるが・・・




無事に通り抜け、お次は摩周湖。


19才で訪れたときは中途半端な小雨でぱっとしなかった記憶があるが、今日はきれいだった。

lake mashu

コバルトブルーとはこういうのを言うのかと思ったよ。



しかし、なんだかんだでだいぶ時間を食ってしまった。だが、うまいもんは早めの晩飯にすればいいさとばかりに、昼ご飯も食べずに走り続ける。


北海道に入り、4日目。
だいぶバイクの汚れ具合も貫禄が出てきた。


kanroku




次なる目標は中標津だ。

ここには開陽台と言うところがある。昔からバイクノリ、ちゃりんこ乗りの間では有名なところだ。330°の展望が望める。


この辺は丘陵地帯だけ有って、いかにも北海道・・・というイメージの光景が広がる。


nakasibetsu

行く途中には無数の砂利ダートが有る。碁盤目に整備された道だ。




開陽台。


tenboudai

19才の木馬ちゃんが初めて訪れたときには朽ち果てかけた展望台があるだけだった。
12年前、2度目の北海道ツーリングで訪れたときにはあまりの変わり様に驚いたものだった。しかし、そのときはカメラを持っていなかったのであらためて訪れることにしたのだ。

いまはこんな感じだ。
立派な展望台が建っている。



上る階段もずいぶんきれいになった。

stairs

昔はこの階段の脇をバイクで駆け上った。展望台の奥側に広がる丘には無数のテントが張られていたものだ。


その様子は、大昔の「ベストバイク」という雑誌に連載され、その後単行本が発行された「振り返れば地平線」という小説にも出てくる。
(この本、持っていたけど、ずいぶん前に処分しちゃったなぁ・・・)


・・・・と思ったら、いまでもごくわずかだが居るらしい。

camp

確か、いまは禁止されていると聞いていたが・・・・????



一通り、展望台を眺めてから帰ろうとしたときにふと目に付いた。


memorial plate

そうそう、これだよ、これっ!!

ようやく胸の支えが取れた感じ。
これで開陽台から卒業できる・・・・(笑)


さあ、すっきりしたところで、いよいようまいモンを食いに行こう。
ここからは1時間程度だ。ちょうど3時には到着できるだろう。

GPSナビを頼りに3桁県道を飛ばし、目的地へ。


mesi


中にはいるとなんか様子が変。
一応店はやっているみたいだが・・・・・




あのー、食事したいんですけど・・・・


食事できませんよ。


へ??? できるって聞いてきたんですけど・・・・


あ、今日はもう焼き物や刺身はなくなっちゃったんですよ・・・・・






なにーっ!!

どうやら、のんびりと寄り道をしすぎたらしい。

今日は日曜日だからお客も多かったのかもしれない。




仕方ないので今夜の宿に向かうことにする。

くやしいから野付半島の先っちょまで行ってみようかとも思ったが、今夜の宿は釧路だ。ここからだと120kmくらいある。

結局あきらめて、R272をひたすら南西に向かって走る。
この道、両側に何もなく、ひたすら広大な丘陵地帯の中を走る。途中、中標津の町だけはいろいろあるがそれ以外は何も無し。


しかし、朝から飲まず食わずだ。さすがに釧路までは持たないので、地元の運ちゃんがたむろしている感じの食堂で食事。

noodle

味はまあ、こんなモンかな・・・
でも、安い!!

price list



あとは、自分の影と追いかけっこしながら家路?を急ぐ。



shadow




今夜の宿は市内のビジホ。
なぜか夕方、カレーライスの無料提供をやっていたので、有りがたくいただくことにした。

curry

今日、お金を使わなかった分、明日、うまいモンにしこたまつぎこんでやるぅ・・・




ちなみに今日の午後あたりからチェーンがやけにバタバタするので宿に着いてからチェックしたら、チェーンが伸びていた。

いや正確には伸びたのが半分と、締め付けナットがゆるんでアジャスターが回ってしまったのが半分だ。
チェーンはそろそろ寿命なので伸びるのは仕方ないが、ナットがゆるむのはゆるせん。この間、バイク屋でオイル交換してもらった際に、「チェーン調整しときましたぁ」なんて言っていたが、やることが素人だ。
当然、この程度の工具は持ち歩いているので早速、調整。


さあ、明日こそ、うまいモンツアーだ。




本日の遭遇

その1:キタキツネ

 サロマ湖の展望台近くにうろうろしていて、物欲しげに寄ってきた、野良キツネ。


fox



その2:シカ

 いくら3桁とはいえ一応、国道なのに堂々と歩いていらっしゃいました。(笑)


sika

 こちらがカメラを出すのを待ってくれて、しかも目線いり・・・・。


本日の走行距離:390km(うち、ダート25km)


♪あ~あ~、あああああ~あ♪
♪あ~あ~、あああああ~あ~♪
♪るる~、るるるるる~る♪
♪る~、るる~、るるる~るる~♪
  (フェードアウト


dirt3