君にまどろむ風の花 薬屋探偵怪奇譚/高里椎奈 | mokkoの現実逃避ブログ

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ページ数:182P
発売日:2017年06月

「深山木薬店」を訪れた「潤」と名乗る依頼人は、
七年ぶりに再会した従姉の音乎をめぐる奇妙な相談を
薬屋探偵に持ちかける。
二度と彼女に会えないと思っていた潤は喜びながらも
戸惑いを隠せなかったという。
音乎はこの世にはもういないはず。
目の前の人物は誰なのか!?
記憶がリセットされたように同じ思い出話を語る
「一日を繰り返す死者」の謎に迫るたび、
封じられた過去が明かされる。
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薬屋探偵怪奇譚シリーズ第8弾

前作から約2年経ってますよぉ~
もう~どんだけ待たせるんですかぁ~(ノ◇≦。) 
他のシリーズも持ってるとしょうがないんでしょうけど

まず、登場人物を見て、小躍りしてしまいました。
書かないと、レビューにならないなぁ~
待ってましたの四季登場!

薬店を訪れた依頼人の潤(女)は、何度も躊躇いながら口にした。
「灰色の木を金色に戻す薬をください」

あぁ~正当な薬屋への依頼
しかし、その内容は不可解なものだった。
7年前に亡くなった従姉の音乎(ねお)がマンションを訪れ
毎日、同じ思い出話を語る。
まるで昨日の事はリセットされたように・・・
状況を把握する為に、座木が潤のマンションに同行するも
音乎は座木が存在していないように潤に思い出話を続ける。
そこに悪意は感じないものの、その目的がわからない。

一方、可愛い可愛い子供たちに会いに行くという秋に
リベは同行する事に。
とあるビルに到着した秋は、帰巣本能があれば
帰れるだろうと言って、中に入って名前を呼ぶ。
奇声を発して立ち上がった彼に「わぉ、ほんとにいた」と驚く秋。

記憶がおぼろげだけど、そういえばここだったかぁ~
と、今更ながら思い出してみる。

秋は、この不可解な現象に一番詳しいであろう者を
訪ねるために来たのだった。
昔の名前で秋を呼ぶ彼にリベはソワソワする。
だよねぇ~そうだよねぇ~
繊細なリベだもんねぇ~
四季登場でテンション上がったmokkoを許して<(_ _)>

そして、夢の競演!
リベと秋は別々に四季の一人と行動する事に。
更に、警察関係者で頼りになる出演者が!
山秋を前にしても動じないって、やっぱすごいわぁ~
まぁ~秋の大ファンだからねぇ~
って言ったら、すぐにわかるか(^◇^;)

風冬は、相変わらず大人って感じでステキ(*´◇`*)
ちょっと出番少なかったけど・・・
春日は、優しくて面倒見がいい(*´◇`*)
山秋は、何だかんだいいながら秋が大好きで
夏林は・・・ぶっ飛びすぎでしょ~ヽ(゚Д゚;)ノ!!
語彙も含めて、予想外の成長っぷりでした(^◇^;)
っていうか妖って、そういうシステムだったんだね・・・

そして、座木は潤と行動を共にしていたんだけど
予想外の事が!
安全と思っていた薬屋に避難したものの?

更に事態は思わぬ方向に・・・
いやぁ~久しぶりの緊迫感でしたよぉ~
今回は、何気にミステリーというか探偵してました。

今回、(* ̄ρ ̄)”ほほぅ…と思ったのは
生物は死んだときに残るもので数えられるという説があるらしい。
魚なら尾、鳥なら羽、獣は頭。
人は名で、妖は何も残さない。残したくない。
あぁ~・・・なんか切ないね。

表紙絵は、最後のシーンですね。
一番安心できるシーンです(p^_^q)
ただ、2年も待った割には、軽かったかなぁ~
ページ数も少なかったし・・・
次は、あまり待たせないでくださいね
_| ̄|○))お願いします 高里先生