霊感検定/織守きょうや | mokkoの現実逃避ブログ

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現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ

ページ数:405P
発売日:2016年08月

 

転校生の修司は風変わりな司書・馬渡に、図書室の奥で
奇妙な試験「霊感検定」を無理矢理受けさせられる。
霊検3級で霊に取り憑かれている、と診断された修司。
脩司の肩に漂う霊気を優しく払うのは、クラスメイトの
不思議少女、霊検準1級の羽鳥空だった。
図書室の奥は馬渡が主催する心霊現象研究会の部室になっていた。
「霊研」所属の生徒たちと、成仏ができない霊たちが織りなす
癒し系青春ホラー。
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初めましての作家さん。

しゃおさんの読メのまとめで 気になって購入しました。

 

小野主上の優しいホラーというのは体験済みですが
癒し系青春ホラーとは何ぞや?と思っていたのだが
読んでみて納得ですよぉ~

 

大阪から両親と離れて一人東京に来た修司は、
生活の為にアルバイトをしていたのだが
バイト帰りにバスに乗ろうとしていたところを
知らない少女に止められる。
何故止められたのかは、後でわかります。

 

転校初日、バス停で呼び止められた少女がクラスメイトの羽鳥だと知る。
いつもボンヤリしている羽鳥には、伐晴臣という幼馴染で超過保護の
ナイトがくっついていた。

 

クラスメイトから羽鳥は霊感があるという話を聞いた修司だが
何故か図書館司書の馬渡先生から「霊感検定」を受けさせられる。
(図書室の奥は、心霊現象研究会の部室になっていた)
結果、霊検3級で霊に取り憑かれている、と診断された修司は
バイト先でお持ち帰りしていたらしく、やむなくバイトを辞めることに。
生活がかかっているので、道楽心霊研究家である馬渡先生の
手伝いというバイトをやることになるのだが、新たな心霊現象に
振り回される羽目になる。

 

羽鳥や伐の他に、他校にも研究員がいることがわかり
霊を関わることで、ますます視えるようになった修司は
研究員達と共に、成仏できない霊と関わっていくことになる。

 

最初なので、人物紹介がメインになっているんだけど
他校の研究員である夏目。
友人帳の夏目のようにとても優しいのだが、こっちの夏目は
とっても社交的。霊感少年として通っているのに人気者。
そして夏目のバリア役として、筒井という霊感ゼロの上に
霊が寄ってこないという、「xxxHOLiC ホリック」の百目鬼静的な存在。
いるだけで役に立つ!

 

この研究員達が、迷える霊にとても優しいのですよ。
霊からお願いされたことにも、ちゃんと向き合う。
特に筒井君の優しさが、たまらないのですよぉ~
もうキュン死しそうなくらいに優しい言葉の数々。
惚れてまうぅ~(*´◇`*)(*´◇`*)

 

馬渡は何故、霊感検定を進化させようとしているのか。
伐が、羽鳥を過保護なくらいに気にかけるのは何故か。
そういうのも、ちゃんと説明されてるんだけど
そこに修司の気持ちの変化もあったりして
青春ですなぁ~

 

これは続きも読みます。
チェックいれましたからぁ~
なんせ、文章が読みやすい。持って生き方が好みです。
違う本も読んでみます。