たけまる文庫 謎の巻/我孫子 武丸 | mokkoの現実逃避ブログ

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たけまる文庫 謎の巻 (集英社文庫)/我孫子 武丸
¥514 Amazon.co.jp

ページ数:284p
発売日:2000年07月

業界初(のはず)の話題(のはず)の個人文庫、第二回配本分にして
堂々の完結巻はミステリ短編を集めた「謎の巻」です。
ファンおなじみの速水三兄妹のあいかわらずの推理が冴える
「裏庭の死体」。
2017年の東京湾を舞台に、ある有名な刑事の決死の活躍を描く
「バベルの塔の犯罪」。
自分自身の行動調査を探偵に依頼する不思議な中年男「青い鳥を探せ」など
傑作八編。
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「裏庭の死体」
  速水三兄弟シリーズですね。超久しぶりの再会って感じ♪
  大手企業の役員の夫が、毒を飲まされ庭に埋められていた。
  死亡推定時刻に妻は飛行機の中で・・・  

「バベルの塔の犯罪」
  近未来の超高層ビルに友人を訪ねて行った刑事が
  未完成部分で怪しい男を発見して尾行。
  入った部屋を確認して警察を呼んだのだが・・・

「花嫁は涙を流さない」
  結婚式当日、花嫁の部屋に侵入してきた男は
  花婿の正体を明かそうとするが・・・

「EVERYBODY KISLLS SOMEBODY」
  とあるバーで彼を他の女に寝取られた女が
  悪酔いしてるところ、見知らぬ男に人生研究所を紹介される。
  これは、ちょっと怖いと思いましたぁ~  

「夜のヒッチハイカー」
  男二人組の車に偶然乗車する事になったカップル。
  ラジオでは、近くで警官殺しがあったと報じられ・・・

「青い鳥を探せ」
  自分の素行調査を探偵社に依頼してきた男の目的とは?

「小さな悪魔」
  十歳くらいの男の子に庭仕事を手伝ってもらうことになるが
  男の子の本当の目的は・・・ 

「車中の出来事」
  深夜の電車の中。乗客は3人だけ。
  そこに乗り込んできた刑事の男は・・・


久しぶりに楽しかったぁ~
短編集とはいえ、同じような話がなくて、SFチックなものから
ホラーじみているものまで色々ありまして
全く飽きずにサクっと読んでしまいました。
今のところ我孫子作品を読んで外したことはないですねぇ~
気負わないで楽しめます(p^_^q)