
ページ数:257p
発売日:2013年11月
北海道天塩山麓の開拓村を突然恐怖の渦に巻込んだ一頭の羆の出現!
日本獣害史上最大の惨事は大正4年12月に起った。
冬眠の時期を逸した羆が、わずか2日間に6人の男女を殺害したのである。
鮮血に染まる雪、羆を潜める闇、人骨を齧る不気味な音……。
自然の猛威の前で、なす術のない人間たちと、ただ一人
沈着に羆と対決する老練な猟師の姿を浮彫りにする、ドキュメンタリー長編。
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初めましての作家さん。
何故、これを読もうと思ったのかわからない。(^◇^;)
手元に届いてから、あれ?と思ったわけで・・・
誰かのレビューを読んだのかなぁ~
思い出せないわ(; ̄ー ̄川 アセアセ
1915年(大正4年)12月9日 ~ 12月14日にかけて、
北海道苫前郡苫前村(現:苫前町古丹別)三毛別(現:三渓)六線沢で発生した、
日本史上最大規模の獣害事件。
三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)もしくは、
六線沢熊害事件(ろくせんさわゆうがいじけん)もしくは
苫前羆事件(とままえひぐまじけん)とも呼ばれている。
羆(ヒグマ)が数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負った。
事件を受けて討伐隊が組織され、問題の熊が射殺されたことで事件は終息した。
実話だけあって、その迫力と恐怖は半端なかったです。
期待していた鉄砲は、不発だったり、恐怖心の為に巨大な的である羆を
かすりもしない。
復讐心も萎え、諦めが村を包むが、助けを求めて隣村にいくも
自信満々にやってきた男たちは、襲撃された跡を見ただけで戦意消失。
やってきた警察組織の盗伐隊も、命令指示系統は成り立っているものの
人と鉄砲の数が増えただけで、獣を狩るのと同じくらいに考えているのが
ありありとわかり、期待は一気に諦めに転じた。
区長は、乱暴で評判が悪く村人たちから避けられている、羆打ちの銀四郎に
助けを求めることを決意。
何があっても連れてくるよう、迎えをやった。
盗伐隊の代表は、区長の勝手な行動を非難するのだが・・・
開拓民達の苦労と苦悩が本当にリアルでした。
三毛別羆事件
↑アンビリーバボーで放送された動画が見られます。