笑わない数学者/森 博嗣 | mokkoの現実逃避ブログ

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笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)/森 博嗣
¥788 Amazon.co.jp
発行年月:1999年07月
サ イ ズ:484P 15cm

偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。
そこで開かれたパーティの席上、博士は庭にある
大きなオリオン像を消してみせた。
一夜あけて、再びオリオン像が現れた時、
2つの死体が発見され……。
犀川助教授と西之園萌絵の理系師弟コンビが
館の謎と殺人事件の真相を探る。
超絶の森ミステリィ第3弾。
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S&Mシリーズの第3弾

偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」で開かれる
パーティに招待された萌絵。
博士に会いたい一心で便乗することになった犀川先生。
これはまぁ~しょうがないよねぇ~

「三ツ星館」では12年前、庭にある大きなオリオン像が
消えたことがある。
その謎を解いたものを跡取りにするという博士からのの問題は
未だに解かれていないが、一族の者は気にもしていなくて
その話を聞いた犀川先生も興味がなさそうだったのだが
パーティーの席でオリオン像が消えた。
再びオリオン像が現れた時、そこには死体が・・・

オリオン像が消える時、人が死ぬ・・・?


今回のお話は結構好みでした。
珍しくオリオン像消失の理屈は、すぐにわかった。
まぁ~方向音痴の特性というか、東西南北はわからなくても
前後左右上下だけはわかるし・・・(^◇^;)
わかるんだけど、詰めが甘かったぁ~
おしかったなぁ~萩原刑事と同じところが引っかかってて・・・
いや・・・そこが肝だよね(○ ̄m ̄)
まぁ~相変わらず推理はできないってことで(^◇^;)

それでも、そのトリックこそが神のトリックってところに
話を持って行ったとこは鳥肌立ちましたぁ~

ある意味館モノ
オリオン像消失のカラクリがわかれば、事件の謎も解ける。
しかし、背後に結構面倒な事が隠されていたのには驚いた。
殺人犯が誰で、どうやったかってことよりも
そっちの方がミステリーでしょう。
伏線といっても、気にしてなければ読み飛ばしちゃいますって。
最後の最後で更に誘導されそうになるんだけど
結局はタイトルがヒントになってるんだよね?
なんというか虚しいなぁ~
犀川先生は・・・きっと気付いてたよね・・・
この余韻の残り方がスゴク好きです。

そして萌絵・・・
そうか・・・そういう作戦か・・・
外堀から埋める。
何も言わずに行動で・・・(。・д・。)チッ

っていうか、ドラマの影響か?
第4弾は読んでるんだけど、その続きが無い!
在庫切れって・・・
どうしてくれるのよぉ~《《o(≧◇≦)o》》