結ぶ/皆川 博子 | mokkoの現実逃避ブログ

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結ぶ (創元推理文庫)/皆川 博子
¥994 Amazon.co.jp

発行年月:2013年11月
サ イ ズ:358P 15cm

子どもの目にしか見えぬ女の人や聖画に糸を吐く蜘蛛、
犯罪を見抜く南国の占い師-。
斬新な着想と美しい比喩が織りなす幻想短篇集。
くるりと世界を反転させる言葉の魔術—
おののきと郷愁に満ちた十八の綺想。
初文庫化に際し、単行本未収録作四篇を併録。
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二度目ましての作家さん。
っていうか、お気に入りになったので、あと数冊続きます。
本作は1998年に出版されたものの再編集版らしいです。

やはり好きです。皆川様(*´◇`*)
前回読んだ「薔薇忌」では、腐乱する様ですら、幻想的に
美しく描いていたのに、本作では、よくよく考えるとグロイのに
何故かコミカルな感じで書かれていてグロさを感じない。
さも当たり前のように淡々と描写している。

あれ?( ̄、 ̄*) 

いや・・・(゜_゜;)(;゜_゜)

(  ° ▽ ° ;) エッ?

現在と過去を行ったり来たりしてるうちに
不思議な浮遊空間の中を漂っていて
いきなり結末を突きつける。
その結末が郷愁だったり、恐怖だったり、混沌だったりと
その度に違う感情が湧きあがる。

ヤバイです。
色んな人が言ってるけど、これは中毒性がある。
次から次へと欲しくなる。
たまらんです(*´◇`*)
次も皆川作品を読みます♪ d(⌒o⌒)b♪


「結ぶ」表題作、「湖底」「水色の煙」「水の琴」「城館」
「水族写真館」 「レイミア」「花の眉間尺」「空の果て」
「川」「蜘蛛時計」「火蟻」「U Bu Me」「心臓売り」
「薔薇密室」「薔薇の骨」 「メキシコのメロンパン」
「天使の倉庫(アマンジャコ)」