アクアリウムの夜/稲生 平太郎 | mokkoの現実逃避ブログ

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アクアリウムの夜 (角川スニーカー文庫)/稲生 平太郎
¥648 Amazon.co.jp
発行年月:2002年02月
サ イ ズ:284P 15cm

親友の高橋と行った奇妙な見世物、“カメラ・オブスキュラ”。
そこに映し出された水族館には、絶対にあるはずのない、
地下への階段が存在した。
こっくりさんが不気味に告げる―
「チカニハイルナタレカヒトリハシヌ」!
“霊界ラジオ”から通信・・・
平凡な生活から戻ることのない非日常へと踏み込んだ広田は・・・
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2004/06/21読了分

広田義夫は親友である高橋の誘いで、カメラ・オブスキュラという
奇妙な見せ物を見に行くことになるのだが、劇場で見せられたのは、
おかしな円柱に映された外にある水族館や公園の風景だった。
しかし二人は見慣れている水族館の地面に、
あるはずのない地下への階段が映っている事に気付いた。

その後、広田と高橋は、ガールフレンドの良子とで
喫茶店で「こっくりさん」をすることになるのだが
その予言は「チカニハイルナタレカヒトリハシヌ」
地下に入るな誰か一人は死ぬ?

あの水族館には何かがある!
そう確信した広田と良子は、水族館について調査を始め、
良子の大伯父である大鳥善次郎があの水族館を建てたことと
新興宗教「白神教」の教祖、出門鬼三郎が関わっている事を知る。
同じ頃、高橋は何かに取り憑かれたかのようにおかしくなる。
水族館に忍び込んだ広田と良子は、地下に隠された洞窟の
暗闇の中で離ればなれになる。

ここら辺は確かにドキドキして引き込まれたんですが
なんとも消化不良状態で終わってしまった。
テンポが合わないというのかなぁ~
こういうのはちょっと好きじゃない。

ホラーとか幻想モノは好きなんだけど
このストーリーの展開の仕方があまり好みではなかった。
高校生くらいまでに読めば楽しめるかも?
これは好き嫌いが分かれる作品だと思います。
著者の稲生平太郎氏の本業は英文学者であり、
怪奇幻想文学の研究家でもある横山茂雄だそうです。
知らなかったけど(^◇^;)