セリヌンティウスの舟/石持 浅海 | mokkoの現実逃避ブログ

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再度こちらでアップして、リンクを貼り直します。
昔はあくまでも記録用のメモ程度だったので
見苦しいとは思いますがご勘弁を・・・
感想の最初に読了日を記入してあるので
スルーしてください。

セリヌンティウスの舟 (カッパノベルス)/石持 浅海
¥800 Amazon.co.jp
発行年月:2005年10月
サイズ:200P 18cm

荒れ狂う海で、六人のダイバーはお互いの身体をつかんで、
ひとつの輪になった。
米村美月、吉川清美、大橋麻子、三好保雄、磯崎義春、
そして僕、児島克之。
石垣島へのダイビングツアー。その大時化の海で遭難した六人は、
信頼で結ばれた、かけがえのない仲間になった――。
そんな僕らを突然襲った、米村美月の自殺。
彼女はダイビングの後の打ち上げの夜に、青酸カリを飲んだ。
その死の意味をもう一度見つめ直すために、
再び集まった五人の仲間は、一枚の写真に不審を覚える。
青酸カリの入っていた褐色の小瓶のキャップは、
なぜ閉められていたのか?
彼女の自殺に、協力者はいなかったのか?
メロスの友、セリヌンティウスは「疑心」の荒海に投げ出された!
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2008/05/22読了
初めてトライした作家さんでした。
表紙絵とタイトルに惹かれて購入しました。
で・・・まぁ~踊らされたわけだ(^◇^;)

荒れ狂う海で遭難した六人は、かけがえのない仲間になった。
しかし仲間の突然の自殺。
その死の意味をもう一度見つめ直す為に再び集まった5人。
彼女は本当に自殺したのか?それとも・・・?

ディスカッション形式で物語りは進んでいくんだけど
話は視点を変えながらも空回りを繰り返す。
最初の段階で、この人が怪しいと思ったけれど
それって、自殺に見せかけた殺人であって欲しいという願望が
自分の中にあったから、怪しい奴をついついさがしてたのよねぇ
ミステリ初心者ですってば(-。-;)

そして、1枚の写真から協力者の存在が浮かび上がる。
お互いを信じている・・・けれど・・・
まぁ~理由が知りたくて最後まで読んだって感じなんだけど
そもそも、かけがえのない仲間になって、信じあってる人が
仲間の家というか部屋で自殺するか?
その時点でアウトでしょ。
走れメロスの登場人物は、セリヌンティウスだけではないけれど
いや・・・そうじゃなくって・・・
(-_-)ウーム
結末には驚いたけど、なんか合わないなぁ~(-。-;)
初読みで躓くと、次の作品を手に取りたくないんだよねぇ