丸太町ルヴォワール/円居挽 | mokkoの現実逃避ブログ

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丸太町ルヴォワール (講談社文庫)/円居 挽
¥771 Amazon.co.jp
発行年月:2012年09月
サ イ ズ:485P 15cm

祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語(しろさかろんご)。
彼は事件当日、屋敷にルージュと名乗る謎の女がいたと証言するが、
その痕跡はすべて消え失せていた。
そして開かれたのが古(いにしえ)より京都で行われてきた私的裁判、
双龍会(そうりゅうえ)。
艶やかな衣装と滑らかな答弁が、論語の真の目的と
彼女の正体を徐々に浮かび上がらせていく。
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初めましての作家さん。
mirokuさんのレビューを読んで購入。
積んでいたんだけど、恵さんも面白いと言っていたので
他の積読本を置き去りにして先に読む事にした。

で・・・
面白かったぁ~!
めっちゃ面白かったぁ~о(ж>▽<)y ☆
電車乗り過ごしそうになるくらいに夢中になりましたよぉ~

祖父を殺害したという容疑をかけられている主人公の論語。
彼は当時、負傷により目が見えていなかった。
そして、彼は部屋に侵入してきたルージュと名乗る女と一緒にいた。
目の見えない彼と、侵入者である彼女の会話が
あまりにも面白過ぎて、初っ端から引きずりこまれました。
(*´◇`*)(*´◇`*)(*´◇`*)

しかし、彼女は痕跡も残さずに消えた。

祖父の死は、世間的には病死として処理されていたことだが
それから3年後。古より京都で行われていた私的裁判「双龍会」に、
被告として立つことになる論語。
その目的とは・・・?

黄龍師(検事)、青龍師(弁護士)、火帝(裁判官)、鳥官(証人)と
呼び方は違えども、法廷モノですか?・・・と思いきや
証拠隠滅どころか、証拠のでっちあげやら偽証は当たり前。
説得力のある真相をでっちあげた方の勝ちってやつで、
真実なんてそっちのけで、推理バトルを繰り広げる。

どんでん返しのどんでん返しで、
mokkoの脳みそ転がりまくりぃ~
ヾ(⌒∇⌒彡☆キャッキャッ彡☆⌒∇⌒)ツ

これがデビュー作っていうんだから、あなた何者ですかぁ~?
ってもんですよ。
法廷モノはちょっと・・・と思っていたけど、どんでもない。
論理合戦というか屁理屈合戦というか心理戦というか
止まることを忘れたように噴出し続ける巧みな弁舌が面白い。
いや・・・普通の会話自体も面白い。
言葉の使い方が面白い本を久しぶりに読みましたよぉ~

自分も頭がよくなったかのような錯覚を起こす(^◇^;)
久しぶりに家でも読んじゃうくらいに面白かったぁ~
終わり方もまた、いいんでないのぉ~( ̄ー ̄)ニヤリ
いやぁ~本当に面白かったぁ~
ヾ( 〃∇〃)ツ ウキャッ