OZの迷宮/柄刀一 | mokkoの現実逃避ブログ

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OZの迷宮 (光文社文庫)/柄刀 一
¥800 Amazon.co.jp

発行年月:2006年05月
サ イ ズ:510P 16cm
取扱状況:絶版重版未定

被害者は密室において矢で殺され、あるいは
自分の描いた絵の中で溺れ死に、さらには
半人半馬の神話内生物として発見される。
犯人は閉じこめられたまま殺人を犯し、
わら一本を残して密室を構成し、
足跡を残さず雪道を歩く。
そして探偵は……!?
本格推理の魅力を余すところなく注ぎ込んだ、圧倒的な傑作!
柄刀ミステリー最強のカタストロフィー!!
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本当は「テーマ読み:迷宮」の時に読みたかった。
ピックアップしていたのに、入手できなかったのよ(-。-;)
お知らせもらっても、仕事から帰ってきて
((o(^∇^)o))わくわくしながらサイトに行くと
既に品切れになっている。
何度繰り返したのか・・・

ここへきてようやくGETしましたよ。
読み友のmirokuさん翠香さんが高評価してるからね
意地で読みたいと思ってたんですよぉ~
ってことで、即、読みました。
読み終わったのは先々週だけど・・・( ´艸`)


「密室の矢」 「逆密室の夕べ」 「獅子の城」
「絵の中で溺れた男」 「わらの密室」 「イエローロード」
「ケンタウロスの殺人」 「美羽の足跡」
全8篇。
連作短編集・・・なのですが、期待度大で読み始めたのはいいけれど
読みながら戸惑ってしまった。

これ探偵が入れ替わるんだよね。
3人の探偵の事件簿ってことか?
なんか感動が薄らぎそうだなぁ~と不安を感じながらも
いやいや・・・あの二人が高評価をつけているんだから
そのまま終わるはずがない。

と思っていたら、その入れ替わり方が驚きなのよ。
最初の入れ替わりで、(  ° ▽ ° ;) エッ

その次の入れ替わりなんて
エエエエェェェェェ ヽ(゚Д゚;)ノ゛ェェェェエエエエ
そんなの有りですか????って感じよ

そして突如沸いて出た3人目
どういう繋がりがあるんだよって思ってたら
そういうことですかぁ~!となる。
まぁ~これは途中で気づくんですけどね。
しかしそれだけでは終わらない。

最後の話はメルヘンチックで、それまでとは
がらりとイメージが変わるし・・・

で、タイトルの意味も気になっている
まさか最後のこの話で強引に結びつけるのか?
と思っていたら、あとがきでようやく流れがわかる
この1冊の本に仕組まれた意図が・・・
これ作ってる時、楽しかったんだろうなぁ~
なんて想像までしてしまった(^◇^;)

これはあとがきまで読んで、面白さ倍増!!と思えます。
途中、トリックが放置されたまんまなのがあったよね?
それが気になるといえば気になるんだけど・・・
まぁ~いいのか?(^◇^;)

とりあえず、こういうのは初めてだったので
楽しめました(o^o^o)
待っててよかったぁ~о(ж>▽<)y ☆