
発行年月:2007年04月
サ イ ズ:271P 16cm
大学四年の僕(たっくん)が彼女(マユ)に出会ったのは
代打出場の合コンの席。
やがてふたりはつき合うようになり、夏休み、クリスマス、
学生時代最後の年をともに過ごした。
マユのために東京の大企業を蹴って地元静岡の
会社に就職したたっくん。
ところがいきなり東京勤務を命じられてしまう。
週末だけの長距離恋愛になってしまい、いつしか
ふたりに隙間が生じていって…。
----------------------------
気になって購入したまではよかったが
購入したことで安心して積んでいた。
気にはなっていたのよ。
で、先日読んだ「葉桜・・・」のコメントで翠香さんが
『イニシエーション・ラブ』はどうでしょう?
これなら妄想しても大丈夫なはず。と言っていた。
(□。□-) フムフム
そういう意味での裏切りがないってことね・・・
しかし最後の2行で全く違う物語に変貌するってのが
本当に気になってね・・・
せっかくだから読んでみた。
途中、何度もアレ?って思うのよ。
違和感もあるのよ。
ムカついたりもするのよ。
でもそういう話なのかなぁ~とか思ったりしてね
なんせ自己消化型だからさぁ~
何度も立ち止まるんだけど、読み返さずに
とにかく最後の2行に向かって、ひたすら読み進めて
そういうことかぁ~(((p(>◇<)q)))って思うわけ。
まんまとやられたわ!
アレ?と思ったり、違和感を感じた時に
立ち止まれる人は、気付くんじゃないのかな?
うまく誘導されてしまいましたよぉ~
これは下手に触れるとネタバレになるから触れない。
何がすごいって、こういう話を作っちゃうのがスゴイ。
最後のどんでん返しって言うけど
こういうのは初めてだったわぁ~
しかし、こういうのが好きかと聞かれると
今回だけで勘弁って感じかなぁ~
読後感も、爽やかじゃないわよね
うわぁ~って感じだし(^◇^;)
でも実際にいるだろうし・・・
自分には出来ないことだし・・・( ´艸`)
「葉桜・・・」よりはいいけど(^◇^;)
犯罪(殺人)に加担した奴が最後に笑ってるのは
許せないからさぁ~
なんか読後感が爽やかじゃない作品を
続けて読んでるような気がする(-。-;)