葉桜の季節に君を想うということ/歌野 晶午 | mokkoの現実逃避ブログ

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葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)/歌野 晶午
¥700 Amazon.co.jp

発行年月:2007年05月
サ イ ズ:477P 16cm

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、
同じフィットネスクラブに通う愛子から
悪質な霊感商法の調査を依頼された。
そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと
運命の出会いを果たして―。
あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、
必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。
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スカっと騙されたい人にお勧めということで
結構前に購入していたものをやっと読みました。
タイトルからして、この時期くらいから読めばいいのか?
と思ったら季節は関係ないとアドバイスを頂いていた。
確かに季節は関係なかった。
そして最後の最後に騙されていた事に気付く
!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?

そして
il||li _| ̄|○ il||li

騙された感が爽やかじゃない。
ある意味mokkoタイプの人は、悪い意味で騙されたと思う。
きっと思う。
私の妄想を返してぇ~ (*」>д<)」 ってな感じ
確かにそれらしいニュアンスの事はチラホラと出ていた
しかし、思いっきりスルーしやすいように書かれている
そういう点においては上手いというしかない。
だから変な意味でやられた感が大きい。

主人公は元私立探偵の成瀬将虎
彼の目線で物語は進む。
タイトルから連想する物語と、書き始めのギャップが
あり過ぎて(^◇^;)、これが男の本音かと苦笑いしながら読み始める。
元探偵とは言っても、修行の最中で辞めてるからプロとは言えない。

フィットネスクラブに通う愛子から、祖父が巻き込まれたらしい
悪質な霊感商法の調査を依頼された将虎。
そんな時、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと出会う。
そして話は探偵時代に潜入したヤクザ組織の中で起こった殺人事件に移り
現在進行形の恋愛?と悪質霊感商法団体の調査とを行ったり来たり。
これで騙されるんだよねぇ~(^◇^;)

なんというか・・・期待していたミステリっぽくない。
いや・・・謎はあったんだよ
あちこちに・・・
もちろん、解決はする。
最後で驚いた。最後にまとめて驚いた。
これもアリってことなのかなぁ~(^◇^;)

将虎がとにかくがんばるのよ。
「何でもやってやろう屋」を自称してるくらいだからね。
ただ、やはりタイトルに踊らされていたから
別の意味で期待したところが大きすぎたのかなぁ
タイトルの意味は最後にわかるんだけどね・・・

とりあえず下手に触るとネタバレになるから書けないけど
悪質霊感商法団体ってのが嫌だ。
これもある意味、宗教みたいなもんでしょ
そして、ラストが嫌だ。
っていうか、あいつが嫌いだ。
これはあくまでも好みの問題なんだけどね
盛大に驚かせてくれた後が問題なんだよ。
ラストのラストで興醒めしました。
葉桜の季節に、出来るなら思い出したくない。