そして誰もいなくなった/アガサ・クリスティー | mokkoの現実逃避ブログ

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そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/アガサ・クリスティー
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訳者:清水俊二
出版社名: 早川書房
発行年月: 1991年00月
サイズ: 274P 16cm
取扱状況: 絶版重版未定

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、
職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。
だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、
彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が……
そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく! 
強烈なサスペンスに彩られた最高傑作!
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今更ですが、mokkoでもタイトルは知ってる名作ですよね
深夜映画で白黒のやつを見たような気がするんだけど
内容を全く覚えていない(^◇^;)怖かったことだけ覚えてる。
で、活字を読んだことがなかったんですよ
ミステリ初心者ですから(^◇^;)
内容的にも童謡の歌詞に合わせて殺人が行われるってことくらいしか
知識がなかったりします。

で、本作を元にしたであろう本を読むにあたって
やはり原作は読んでおいた方が楽しめるってことで
次のテーマ読みの準備も含めて、先に読んじゃいました(^◇^;)

一応、本の表紙はコレなんですけど、mokkoが読んだのは
訳者が清水俊二氏の方です。
以前、恵さんがこの表紙の新訳版を読んで
読みやすいけど、清水氏の方が好みだとおっしゃっていた。
だからね、こっちを購入したんですよ(^◇^;)
新訳版の赤川次郎氏の解説も気になったんだけど、なんとなくね(^◇^;)
新訳版のレビューは恵さんのブログに飛んでくださいね♪

さて、クリスティは3作目です。
1作目は戯曲。2作目はポアロ。そして本書。
ハズレ無し!これはスゴイことですよぉ~
面白かったぁ~(゚O゚;すっごい面白かったぁ~(゚O゚;
これぞミステリってな感じ?

これっていわゆるクローズドサークルものっていうの?
嵐の山荘っていうの?
逃げ場の無い場所で、一人ずつ殺されていく恐怖ったら
もうビックビクのドッキドキでしょ~ (ノ)゚Д゚(ヽ)!!
皆が疑心暗鬼に囚われ、それでも冷静さを保とうと努める
それでも止まらない殺人。
一人死ぬとインディアン人形が1つ欠ける

どこかに犯人が潜んでいる!
いや!でも!しかし!
ビクビクしながら読み進める。
そして最後の一人が死んで、誰もいなくなった・・・

(  ° ▽ ° ;) エッ?
ちょっと待て!犯人だれよぉ~(((p(>o<)q)))
と思ったら、犯人の独白があるのですね・・・
いやぁ~やられましたぁ~
全然わかりませんでしたぁ~
っていうか、してやられたりぃ~って感じですよ
もう最高に面白かった
やられた感が最高ですよ。

名作と言われるものは、時代を経ても色あせないのですね。
時代を感じたのは、食事の席でとりとめもなく語られた
「ネス湖の怪物が再び姿を現した」って話くらいでしょうか?
そんな時代に書かれた作品だったのですねぇ~(゜0゜*)ホー
文句なしに面白かったですо(ж>▽<)y ☆

そういえば、歌がありましたよね。


この十人のインディアンは1868年にアメリカで
『10人のインディアン(Ten Little Indians)』として発表され
翌年、イギリス版として『10人の黒人の男の子(Ten Little Nigger Boys)』
としてマザーグース風に残酷な表現に変えられ発表され人気となったらしい。
ただ、人種差別問題もあり、タイトルとしては「10人のインディアン」として
今でも親しまれている。
曲だけ聴いてると、怖い感じはしないんだけどね(^◇^;)

そして、歌詞の一番最後については・・・
(一人のインディアンの少年は一人ぼっちで暮らしていた
 彼が結婚し、そして誰もいなくなった)となっているのだが、
クリスティは、それを
(彼が自分の首を吊り、そして誰もいなくなった)としたらしい。
あぁ~素晴らしいぃ~о(ж>▽<)y ☆