メビウスの殺人/我孫子武丸 | mokkoの現実逃避ブログ

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メビウスの殺人 (講談社文庫)/我孫子 武丸
¥520 Amazon.co.jp
サイズ:284P 15cm
取扱状況:絶版重版未定

大東京を恐怖のどん底につき落とす連続殺人が発生。
犯行は金槌によるメッタうちと絞殺が交互する。
犯人は一人か、あるいは別人か。
現場には常に謎の数字を記したメモが…。
被害者たちを結ぶ“失われた環”を探せ。
ご存知速水三兄妹がつきとめた驚愕の真相とは?
奇想天外な推理の新旗手の長編第三作。
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速水三兄妹シリーズ第3弾

殺人事件が発生。被害者は金槌でメッタ打ちにされていた。
そしてそこには奇妙な数字のメモが残されていた。
その後、今度は老人が絞殺遺体で発見され
そこにも奇妙な数字のメモが残されていた。
金槌と絞殺。交互に続く連続殺人に東京中が震え上がる。

前回、事件とは無関係のところで重傷を負い休職中の木下に変わって
鬼島が恭三の部下として捜査にあたるのだが
被害者の繋がりが全く見えてこない上に
残された「1-2」や「1-3」という数字の意味も不明。

そして犯人らしき人間を逮捕し、自供も得るのだが
証拠不十分で釈放せざるを得なくなり、恭三は捜査を外される。

そんな恭三にヒントを与えたのは、弟の慎二だった。
奇妙な数字の意味は解けてはいなくても
この殺人の法則のようなものに気付いた。
そして、犯人をおびき出すための手を打った。
恭三は休職中のフェニックス木下を運転手に
鬼島と連絡を取りながら独自に捜査を再開する。

一方、犯人は新聞記事を読みながら、殺人が
順調に進行している事を知り、ほくそ笑んでいた。
そして、慎二の仕掛けた罠を目にした犯人は
あろうことか慎二にたどり着いてしまう。

事件を繋ぐミッシング・リンク(失われた環)とは?
数字の意味は?犯人の動機は?


いやぁ~やられましたぁ~
でも、前回と同じ意味ではないんです。
今回は本当にハラハラしましたよ。
なんせ恭三目線と犯人目線で話が進んで行くんですから。
しかも、慎二のすぐ近くに犯人がいるのに
慎二が気づいてない!

今回は犯人の動きがわかるもんだからね
ドッキドキのワックワクだったわけですよ。
しかしだ。
最後の最後に(  ° ▽ ° ;) エッと思うのよ。
で、エピローグで、やられたぁ~と・・・
やられたぁ~というより、そうきたかって感じ?

ここで思った。
ミステリに関しては、賞味期限があるのでは?と・・・
ちょっと前にも昔の作品を読んで同じような事を思った。
本作も約20年前の作品。
やはり色んな人がこういうのを書きたいと思ったんだろうなぁ~
期待させておいて、そりゃないよぉ~と思ってしまった。

でも、何度も言うけど、これは本当に読み易いので
エピローグまでは楽しめるので読んで損はない・・・?
いやミステリ初心者のmokkoが、そりゃないよぉ~って
思っちゃったってことは、ミステリ慣れしてる人は
怒っちゃうのかなぁ~(-。-;)

それでもこの速水恭三って好きだわぁ~
クソ生意気なガキに対して、母親の見えないところで
睨みをきかせて泣かせたりする子供っぽいところが
たまらなく好きо(ж>▽<)y ☆
あくまでもそういう性格限定で好き♪
長身なのはいいんだけど、かなりガッシリ体型
更に、30代半ばで頭皮が透けて見えるのはイカン!
いや・・・あくまでも好みの話です(○ ̄m ̄)