
サイズ:276P 15cm
「表」の顔は、「甘酒屋次郎吉」と呼ばれる遊び人。
しかし、その「裏」は、江戸で噂の盗賊・鼠小僧。
一介の盗賊に過ぎないが、正義とやらにこだわって、
一文にもならない事件に首を突っ込んでしまう。
それもみな、江戸が故郷だから。
この町で暮らす人々の幸せを見るのが何よりも好きだから―。
今日も妹で小太刀の達人・小袖とともに、
ひたむきに生きる庶民を助け、力を振りかざす強きをくじく。
痛快エンタテインメント時代小説。
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テーマ読み第2弾は鼠です。
読書暦にかなりムラがあるmokko。
最初は小学校の江戸川乱歩。次が社会人1年生の時の赤川次郎。
それから数年ほど本から離れ、ファンタジーにはまってた時に
赤川次郎を1冊だけ読んだ。
それからまた数年のブランクを経て今に至っているのだが
超久しぶりの赤川次郎ですよ。しかも時代小説ですよ。
ちょっと想像できない組み合わせ?
何の話かと思ったら鼠小僧でした。
どうやってお金を盗むかというよりも
鼠小僧である次郎吉が妹の小袖と組んで、時に理不尽な事や
町の人からの頼まれ事なんかを解決していく人情物語。
印象としてはテレビの時代劇のようです。
短編集だし軽くてわかりやすい。
水戸黄門のように安心して読んで?いられます。
モチロン読み安いんだけど、赤川次郎の江戸弁というのに
慣れていないせいか違和感ありまくり。
無理にベランメエ調の言葉を使ってる感じがするんだよね
それでも読んでいるうちに慣れてくるんだけど・・・
そしてちょっと物足りない(^◇^;)
悪くは無いんだけど、まぁ~そういうもんでしょう。
これ、テレビでやればいいのになぁ~
痛快エンタテインメント時代劇って感じでは楽しめます。
