
サイズ 511P 15cm
百人一首に仕組まれた美しき謎とは!?
大人気シリーズの原点、第9回メフィスト賞受賞、待望の文庫化!
百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が
自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて……。
関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。
だが、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた
謎を解いたとき、戦慄の真相が明らかに!?
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QED解禁!(○ ̄m ̄)
いや・・・我慢してた訳じゃなくてね
mirokuさんや恵さんが楽しそうに読んでいたので
買ってはいたんだけど、スリムじゃない本(厚い)は
手を出すのに、ちょっとばかし躊躇しちゃうもんでね(^◇^;)
タイトルに「呪」って文字も入ってるから
本棚に居座ってても気になるし・・・(-。-;)
でね、読み始めてすぐに恐ろしいことに気づいた。
メインキャラがタタルと奈々ちゃんだって事は知っていた。
で、タタルが出てきた時の描写で固まった。
どうやら恵さんとmirokuさんのレビューを読んだだけで、
ある程度のキャラを既に作り上げていたらしい・・・
長身、細身・・・( ° ▽ ° ;) エッ
中肉中背を想像していた(;´▽`A``
脳内キャラの引き伸ばし&引締め作業にかかったところで
ボサボサの髪・・・( ° ▽ ° ;) エッ?
建築探偵・桜井京介?
チャウ((-.- 三 -.-))チャウ
口が悪くて割としゃべる?(; ̄ー ̄)...ン?
心霊探偵八雲?
チャウ((-.- 三 -.-))チャウ
タタルの勤める薬局の外見なんて薬屋探偵の
昔の深山木薬店ソックリだから変にドキドキしちゃって
(店の内部は、タタルの店の方が妖しい)
そこで白衣ときたら薬屋探偵の座木を想像してしまって
座木は優しい微笑み&腰砕けの甘いセリフが普通だから別物!
妄想の修正どころか暴走を抑えるのが大変!
この脳内作業を終えるまで、タタルの描写シーンに
目が釘付けになったままだったわよ・・・(-。-;)
自分の妄想力のすさまじさを改めて思い知ったわ。
(ノ_-;)ハア…
さて・・・
いつものように無駄な前置きが長くなってしまった。
シリーズモノということで、由緒正しく
1、2巻を購入購入したものの
予想以上に薀蓄の嵐でビビリました。
薀蓄って興味のあるものは楽しいけど、そうじゃないと
結構辛いものだったりする。
和服には萌えるけど、和歌や百人一首には萌えないのよねぇ
タイトルからして百人一首の中に呪いの言葉でも
封じられているのか?なんて期待したりもしたけど
全く予想外のところで呪が生かされておりました。
それにしても、あの薀蓄の数々ときたら
凄まじい以外の何者でもない
あそこまで説明できるってことは自分で考えたの?
藤原定家の執念と同レベルのものを感じたんだけど・・・
だって!巻末に百人一首のアレのオマケ付きだよぉ~
最初に見たときは単なる羅列だと思ったけど
読み終わってから見たらわかったけど
こだわり方は半端じゃないから、そっちが怖いわ!
そこまで百人一首の説明に重きを置いてるのに
真榊大陸は何で殺された?犯人の動機は?という
ミステリにおいて大事な部分が少ないのよ。
アッサリと説明されて終わるってのが拍子抜けっていうの?
百人一首の印象が強すぎて、殺人事件はどうした?って感じ。
お手伝いの里子さんのことなんて、それでいいのか?って思ったわぁ
最後の方は面白かったけどね・・・
まさか結界まで話が及ぶとは思わなかったからさぁ~
先に読んでいた二人も言っていたけど
百人一首は駄作が多いってのに驚いた
知識がないから、何が良くて何が悪いのかはわからないけど
こんだけ有名なものなのに駄作が多いってのに驚きました
これは百人一首の謎に興味があるって人にはお勧めかもぉ~
さて・・・あと1冊残ってるわね・・・(-。-;)
カンナシリーズの方が読みやすいらしいけど・・・
できるなら毒草師オンリーで行きたい気持ちが強い
シリーズ抱えるのは辛いっす(^◇^;)
あれ?感想になってないね(;´▽`A``