夏に読みたい小説は? | mokkoの現実逃避ブログ

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夏に読みたい小説は? ブログネタ:夏に読みたい小説は? 参加中

(* ̄∧ ̄*;)ウーン
夏にホラーはつきものと言いますが
背筋がゾっとする程度ならいいとしても
本気で怖い小説は体に力が入って余計に暑くなる。

ジェニーさんお勧めの乙一氏の「夏と花火と私の死体」
これは幼さゆえの残虐性に背筋がゾっとする。
語り手が死体ですからねぇ~
ただ、これを読んでいる時は、土まみれになってるみたいで
頻繁にシャワーを浴びたくなるので、ちょっと・・・

夏に読むとしたら、涼しげな感じか、夏真っ盛りか
逆に舞台が冬のものがいいのかなぁ~
水とか海とか雨とか森とか、そういうのって
mokko的に涼しげなんだよね。

基本、1度読んだ本は再読しない。
夏を意識して購入した本もない。
よって、自分が読んだものの中から
それっぽいものを紹介します。
月の裏側 (幻冬舎文庫)/恩田 陸
¥680 Amazon.co.jp
九州の水郷都市・箭納倉。
ここで三件の失踪事件が相次いだ。
消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、
不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、
記憶を喪失したまま・・・。
事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは
“人間もどき”の存在に気づく…。

日本家屋ってのもいいですが、常に水を意識する内容です。

黒祠の島 (祥伝社文庫)/小野不由美
¥690 Amazon.co.jp
作家葛木志保が失踪した。
パートナーの式部剛は、彼女の履歴を辿り
「夜叉島」に行き着いた。
その島は明治以来の国家神道から外れた
「黒祠の島」だった…。
嵐の夜、神社の樹に逆さ磔にされた全裸女性の死体。
さらに、島民の白い眼と非協力の下、
因習に満ちた孤島連続殺人が!その真相とは?

孤島のミステリーです。
夜啼く鳥は夢を見た (河出文庫―BUNGEI Collection)/長野 まゆみ
mokkoの現実逃避ブログ-0808夜鳥
¥420 Amazon.co.jp
沼に魅せられ沈みたいと願う頬白鳥と
沼を恐れる従兄弟の草一。そんな二人に苛立つ紅於。
白く眩しい真夏に涼しげに誘う蓮が群生する美しい沼。
水盤から溢れる湧水と、甘い匂いを放つ水密。
沼の泥の柔らかさとニオイ。五感全てを刺激されます。
幻想的で不思議で美しい。
夏期休暇 (長野まゆみEarly Works少年万華鏡)/長野 まゆみ
¥1,470 Amazon.co.jp
千波矢が幼い頃住んでいた筈の岬の洋館。
そこで夕暮れ時の一瞬しか会えない兄
薄れゆく兄の姿に焦りを感じ始めていた夏
そこに別の家族が越してくる
兄と唯一会える庭を奪われ、秘密基地もみつけられ・・・
兄のことを口にしない大人たち
やがて思い出した兄との記憶とは・・・
青い空と流れる雲。青い海と砕ける波。
ゆく手を遮る岩と崖。曲がりくねった小道と茨
儚くて切なくて危うくて、そしてラストでの衝撃・・・

マリブの海辺にある父の家で、僕と父の新しい生活が始まった。
父は僕に、僕自身について小説を書くように言った。
僕は海を、月を、太陽を、船を知ってはいるけれど、
僕自身や世界をほんとうに理解するにはどうすればいいんだろう。

伊丹 十三の訳がいいのよ。
マリブの家の周りの風景や小さなエピソードが
夏をイメージします。
夏というよりは夏休みのイメージかなぁ~

どれもmokko的にお勧めです(p^_^q)