- 禍家 (光文社文庫)/三津田 信三
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「ぼうず、おかえり…」
12歳の少年・棟像貢太郎は、近所の老人が呟く言葉に
不吉な予感を覚えていた。
両親を事故で亡くし、祖母と越してきた東京郊外の家。
初めての場所のはずなのに、知っている気がしてならないのだ。
そして、怪異が次々と彼を襲い始める。
友達になった少女・礼奈とともに探り出した、
家に隠された戦慄の秘密とは?
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初めての作家さんです。
ホラーミステリ?
怖かったよぉ~。゚(゚´Д`゚)゚。うぇぇん
小野主上の浦戸の話バリに怖かったぁ~(/□≦、)
よりにもよって、夜にもちょっと読んじゃってさぁ~
怖くて眠れないんだよぉ
おかげで気分転換の為にAM3時まで起きてたわ
両親を事故で亡くして引っ越してきた貢太郎は、
初めての場所なのに既視感(デジャブ)を覚える。
こういう既視感は良くないことの前兆だと予感したように
引っ越した家の中で怪現象を体験する。
再び甦った悪夢を思い出させる陰鬱とした森は
町の住人誰しもがその存在を無視している人喰いの森。
奇妙な事を口走る小久保老人。
町内に4つあるという幽霊屋敷と過去の事件。
貢太郎にだけ襲い掛かる怪現象。
誰にも相談できないでいたが、近所に住む礼奈は
奇怪な話に耳を傾けてくれる。
そして二人は、その家を調べ始めるのだが・・・
ホラーにありがちな要素てんこ盛りですよぉ~
独りの時に限って起こる恐怖。
後ろからひたひたと迫ってくる気配と足音
近づく夕暮れ・・・迫ってくる闇
行ってはいけないと言われながらも、足を踏み入れ
その先に行くと危険だとわかっていながらも
好奇心に負けて行ってしまう。
まさにホラー映画を見ていてイライラする要素が揃ってる。
しかも、その恐怖が、いくつにも分けられて出てくるから
めっちゃ怖い思いをしては、ほっとして、
懲りずにまた禁を犯して恐ろしい目にあう。
必死で逃げるのに、足に力が入らない。
あそこまで行けば・・・ダメだ追いつかれる!!
もう不整脈起こしそうな感じよ。
なんで大人に相談しないんだ?
信じてもらえなくても言ってみる価値はあるだろう!
でも自分だったら、言わないか・・・
いや・・・うちは特殊だったから言っても大丈夫だけど
よその家は違うのか?
そして過去の新聞記事から明らかになった事実とは?
それでもやはり主人公だから、なんとか頑張るんだよ。
強気なんだよ。
協力者はいるけど、恐怖が襲ってくるのは独りの夕暮れ。
見ちゃいけない。じっと息を殺して、音を立てないで・・・
もう体験談がフラッシュバックするする!
最後のどんでん返し・・・
そして、連鎖を思わせるエンディング
怖いよぉ~。゚(゚´Д`゚)゚。うぇぇん
他のレビューを読むと、本作は入門編としていいらしい。
夏の寝苦しい夜。これを読んでゾクっとしてみたら?
mokkoは逆に暑くなったけどね・・・
体に力入りまっせぇ~