定山渓温泉街の入口右側に突如として現れる
巨大御涙観音に見覚えのある方は少なくないでしょう。
知る人ぞ知る、北海道が誇る怪しいスポット五本指に入る?
『北海道秘宝館』です。
思い起こせば約20年ほど前、カチョーは学生でした。
当時は函館の学生寮に住み日夜バカ騒ぎ、いや勉学に励m(ry
ゲフンゲフン、悪友の一人がカチョーに先んじて免許取得。
彼が初めて買った中古のポンコツ車に乗り込んだ週末の朝、
ただアテも無く札幌に向かって走るだけで楽しかったあの頃。
中山峠を抜け、定山渓を通りかかったとき
コノ観音様が目にとまったのが全ての始まりでした。
全員一致で左ウィンカーを出し、寄り道即決(笑)
皆もれなく貧乏学生だった面々に
当時の入場料おひとり様1,500円はキツかったのですが
心の底から湧きあがるワクワク感を誰も抑えられません!
当時からヒンヤリとしていた館内に足を踏み入れ
ソコで若かりしカチョーたちご一行が見たものは……
もう、あらゆる意味で衝撃が強すぎる展示物の数々!
すっかりソノ魅力に取り付かれたカチョー、
それ以来リピートする事十数回(^ー^ゞ
その北海道秘宝館が
平成21年初雪の頃を以って閉館するという
ザンネンな情報を耳にしたのはつい最近のお話でした。
決して大げさではなく、人生の半分近くに渡り
カチョーを楽しませてくれた北海道秘宝館閉館の一報は
見る方によっては強い不快感や嫌悪感を抱いたりすることでしょう。
また、過去にカチョーが友人を連れて行ったとき『くだらない』と一刀両断されたこともあります。
入場料収入で維持管理費を捻出する事が
ソコでカチョーたちを出迎えてくださったのは
入口の窓口にいらした方。
『来てくれてありがとね、コレ持って行って下さい。』
ソコに差し出されたのは、
かつては売り物であったお土産の数々でした。
『もう、取って置いてもしようがないからね……。』
ソノ方の寂しそうな笑顔に甘えて
2点ほどのオミヤゲを頂戴して北海道秘宝館を後にしました。
カチョーにとっては使用頻度が著しく低いものではありますが
ナゼか必要ないものとは思えず、大事にしてしまいそうです。
おそらく、コレが最後の訪問になる事でしょう。
時間にして30~40分ほどの在館だったかな……
約20年近くに渡る北海道秘宝館とのお付き合いの最後としては
少々あっけないものかもしれませんが、言いようのない満足感に包まれていたのは事実。
カチョーが北海道秘宝館を満喫したのは平成に入ってからのことですが
いわゆる昭和の温泉街を象徴するような北海道秘宝館との思い出は
カチョーの心の中にいつまでも残る事でしょう。
この記事を最後までご覧くださった皆様。
あまり強くはオススメできないような気もしますが……
もし間に合うようであれば定山渓に向かいませんか?
カチョーの価値観をご理解くださる方が一人でもいらっしゃれば嬉しいです。
北海道秘宝館と過ごした日々は忘れられません
アリガトーございました
別記事『北海道秘宝館【裏】』は→コチラ