No.209 にほんはひとがいない | OLは青年海外協力隊になってドミニカ共和国へ

OLは青年海外協力隊になってドミニカ共和国へ

青年海外協力隊(27-1次隊)としてドミニカ共和国で生活した記録。コミュニティ開発。活動のこと・ドミ共の人々&文化のこと・観光情報など、現地に密着したからこそ言いたいこと&伝えたい情報


こちらで友達になった日本人の女性が、子供さん(5歳)を連れて日本に一時帰国しています。

子供さんは、赤ちゃんの頃以来の日本。

パパはこちらで仕事があるため居残り。

この前パパに会った時に、「あの子、日本気に入ってる?」と聞いたら、

「うん、好きそうだよ。だけど、"ここは人がいない"って言うんだ」と。


ん?ここは人がいない?

どういうことだ??

日本の人口はドミニカの10倍以上で、場所によってはまっすぐ歩けないほどの人なのに。


…しばらく考えて、「あぁ!」と思いました。

きっとあの子が言いたかったのは、「住宅街の道端に人がいない」という意味だと。


こちらでは、住宅街の通りに入ると、必ず子供が道で遊んでいます。

おばちゃん達が立ち話していて、
おっちゃん達がドミノをしていて、
おばあちゃんが玄関先に腰掛けてそれとなく通りを見ている。
そうして、皆で子供を見守っている。

ついでに、どこからともなく音楽が聞こえてくる。
通りに人がいない、音がない、というのがあり得ない。


日本は、子供が道で遊ばない。
ママ達も道端では長々と立ち話しない。
パパ達は夜遅くまで仕事だからそもそも道端に現れない。

玄関のドアはピシッと閉めているし、
音楽が外に漏れようもんなら通報される。

「人がいない」というのはそういう意味だ、と。


何度も書いていますが、この国の、人との人との繋がりや地域との繋がりは本当にいいな、と思います。

生きている。

同じ国でも首都のような都会はおそらく違うでしょうが、私のいるところは田舎なので、お互いがお互いを気にしあって、助け合っているように見えます。
玄関のドアはいつも開いています。

悪いことをするとたちまち広まって、どこの誰かがバレるので、悪いことも起こりません。


ちなみに友人のママの方は、「日本、静かすぎて落ち着かない」と言っています。

私も、ドミニカに来てしばらくは通りがうるさすぎてイライラしていたけど、今はこれが普通。

帰国したらどう感じるのかな。


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屋台に集まる子供たち


道端で凧上げ、バスケ

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☺︎今日のスペイン語☺︎
¿Cuando vienes? いつ戻ってくるの?