バタバタと階段を駆け下り、少し焦げたパンを慌てて口に押し込むと、足元のランドセルにまとめて教科書を放り込んだ。
「いってきまーす!」
いつもと何一つ変わらない、普通の朝だ。
下駄箱に着くと、なぜだか分からないけど、いつもと少し違う気がした。みんな変だ…。渡り廊下を抜け、階段を登る…
なんでだろう、なんで、みんな私を避けて歩くんだろう。
教室に入った瞬間、その謎は全て解けた。
「来た来た、キモーイ」
「近寄るなょ。汚ないなぁー」
クスクスという笑い声の中、彼女は言った。
「らんらんるー」
すると、みんな私の方を見て口々に言い出した。
「らんらんるー。いいから、消えてよ、目の前から!」
………
『らんらんるー』
意味は、
『死ね、死ね、消えろ』
小学生を中心とした、学校内で広がる陰湿ないじめ。
私が大切に想っている妹的存在の女の子。その子は、現在小学6年生。今まさに、同級生の女の子たちから陰湿ないじめを受けている。
本当に許せない!主犯格の女の子が、その地域の有力者の娘だか何かは知らないが、そんなことは関係ない!
痛みを知らない人間は、簡単に人を傷付ける…身体も心も。だって、知らないのだから、自分のしていることが、どれだけ恐ろしいことなのかを。
学校に全て責任があるとは言わない。ただ、自己防衛の為だけの言い訳は、いい加減止めませんか!?
大切なのは、目の前に居るこども達です!!!
あなた方のポジションじゃない!!!
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