前回は、エナメル塗料によるスミ入れとデカール貼りを行いました。
今回は仕上げのクリアコートを行います。
以前、MGゴッグの製作記事でも書いたのですが、私はこのクリアコートという作業が模型製作の肝であると考えています。
ツヤの加減や好みは、つくる人の数だけ存在するのでしょうが、私が好きなのは完全なツヤ消しではなく、光を浴びるとわずかながら反射する「ツヤ消しと半光沢の中間」ぐらいのツヤ加減です。
今回も、「GX100スーパークリアーIII」に、ツヤ消し添加剤の粒子のキメの細かいMr.カラー「C-189フラットベースなめらか・スムース」を加えたものを使用し、コートしていきたいと思います。
エア圧を低めに設定し、ふんわりのせる感じで吹きます。
左側がクリア前、右側がクリア後です。
デカールを貼った部分にはまず軽く砂吹きをし、その後たっぷりクリアを重ねます。
その後、他の箇所と同様、ふんわり乗せるように吹きます。
これでデカールの段差が見えにくくなり、シルバリングも防げます。
もちろん、デカールを貼ってすぐにクリアを吹いてはいけません、
一日置いて、しっかり乾燥させておきましょう。
すべてのパーツにクリアコートをして、作業終了です。
完成も目前。
今日はここまで。
次回へ続きます。