こだわりの笊蕎麦で辛味大根の試食 | 自然派で行こう♪

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自然な農法での安全な米・野菜作りをしています。
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$自然派で行こう♪-辛味大根

収穫した辛味大根を楽しむため笊蕎麦を作りました。

辛味大根の収穫記事で「こだわりの蕎麦を作りたいです」

と、書きましたが・・・

こだわりの笊蕎麦といっても、蕎麦そのものは手づくりではありません。(汗)

でも、信州のちょっといい蕎麦を使います。

いつか、蕎麦を育てて手打ち蕎麦・・・なんて出来たらいいな~って、思います。

こだわったのはカエシと出汁です。

▼おもな材料
自然派で行こう♪-材料

昆布と干し椎茸(どんこ)はそこそこの安物です。

でも、味の決め手になるかつお節にはこだわりました。

▼信州のそば
$自然派で行こう♪-そば

折角の辛味大根の初収穫&味見ですから、

乾麺やゆで麺は使いたくありません。


▼かえしの主な材料
自然派で行こう♪-みりんと醤油

みりんは今まで使った中で一番美味しいと思った「福来純」です。

みりんとは本来、焼酎等と同じ飲み物です。

良いみりんを使うと、みりん風の調味料とは全く味が違ってきます。


醤油は和歌山県御坊市の堀河屋野村さんの三ツ星醤油。

和歌山県は鰹節と醤油発祥の地ですが、

その中でも抜群に美味しいと思う醤油です。

再仕込み醤油や、たまり醤油の様に味は濃くありませんが、

深い味わいとクセの無さがとても大好きです。

なめ比べれば解るのですが、舌の上でアルコールっぽい揮発感が全くありません。

▼和三盆糖
自然派で行こう♪-和三盆

和三盆糖はサトウキビが原料の京和菓子の材料に使われる砂糖です。

なめると自然な甘さと黒糖のような深い味わいが口の中いっぱいに広がります。

徳島と香川で作られていますが、香川の物は讃岐和三盆。

今回使ったのは阿波和三盆です。


▼醤油100cc・福来純25ccをあわせて弱火にかけ和三盆25gを溶かします。
自然派で行こう♪-かえし

これで完成です。

本当は寝かせる程に味が良くなるのですが、

そんな事してたら辛味大根がしなびてしまうので

さっそく使います。(笑)

▼本枯節を削ります。
$自然派で行こう♪-かつお節を削る

これでみそ汁を作ると市販の削り節や花かつおを使った場合と全く違う味に驚きます。

削り節器が壊れたので包丁の刃を立てて削ります。

漫画の「美味しんぼ」では割ったグラスの破片で削っていましたが、

なかなかそんなに上手に削れる事は出来ません。

それに時間が掛かり過ぎます。


▼削り終えました。
$自然派で行こう♪-削り節

新鮮な開封仕立ての鰹節で出汁をとってコレを追いがつおにします。

(削り節器があったらすべて本枯節の削り節を使いたい所ですけど・・・)


水500ccにたっぷりの昆布でさっと出汁をとり、

わしづかみにした鰹節を投入して中火にかけてアクをとりつつ、

しばらくしたら火を止めて鍋の底に落ち着いたらざるで漉します。


▼水500ccにどんこを3時間程漬けた物です。
自然派で行こう♪-どんこ出汁

そばつゆは干し椎茸の出汁を効かせた物が大好きです。

この出汁を鰹節と昆布の出汁500ccにあわせます。

そこに追いがつおをして火にかけて漉します。

すごくいい香りが立ちこめます。

はやくもお腹が鳴ってきました。^^;


▼出汁が完成しました。
自然派で行こう♪-追いがつおだし

笊蕎麦の場合はカエシ1に対して出汁を2.5~3の割合であわせます。

▼辛味大根を下ろして完成です。
自然派で行こう♪-完成

毎年この一瞬を味わうために辛味大根を育てている様な物です。

もちろん、ポン酢にあわせて薬味にしても良いですけれど、

蕎麦の薬味には格別良く合います。


▼さて、お味の方はいかがでしょう♪
自然派で行こう♪-食べる

口に滑り込ませると、ツーンと鼻に抜ける刺激が出汁つゆと蕎麦の風味を際立たせます。

美味しくないワケがありません。^^

最高です。

来年は蕎麦を育てたいですね~~。

$自然派で行こう♪-そば湯

〆はアツアツのそば湯で割ったそばつゆを頂きました。

自分で育てた野菜の初物をちょっとこだわって食べるのが、

家庭菜園の醍醐味ですね。



ごちそうさまでした♪