ベルギー式ホルモン料理 | 自然派で行こう♪

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自然な農法での安全な米・野菜作りをしています。
釣りと料理と自家製素材を使った味噌作りもしています。

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18歳の時初めて食べた感動の料理を再現してみました。

高校を卒業し大阪へ。

生まれ育った田舎とは違い、人が溢れ活気に満ちる街でした。

当時住んでいたのは天神橋筋六丁目(以下、天六)の近くです。

地下鉄谷町線の天六駅のすぐ近くに○○酒場なる古びた飲み屋があり、

店先の看板には「ベルギー式ホルモン料理」という素朴な看板が立っていたのですが、

学生であるからお金もなく、入りたいのを我慢していました。

しばらくして、そのベルギー式ホルモン料理が一人前300円であると言う事を知り、

仲のいい友人と食べに行く事にしました。





店の中は土壁で塗られた明治~大正時代の風情を色濃く残す味のある佇まいで、

店員(といってもおじいちゃん2人で切り盛りしているお店です。)に注文したら

すぐにくだんの料理が運ばれてきました。

真四角な鉄板の四方を折り曲げてフライパンにしたその上には

牛レバーとモヤシだけが乗っています。

目の前のガスコンロに火をつけ加熱する訳ですが、

火を通しすぎると固くなるので、一見の客には店のおじいちゃんが鍋奉行に変身します。

やっと「食べろサイン」が出たので食べてみましたが余りの美味しさビックリしました!

しかし、ある疑問がわいてきました。

(これの一体どこがベルギー式なんだろうか?)

この料理のオプションにとろろ芋・豆腐がありました。

正直言って純和風です。






その後、大阪で就職した私は週に2~3回は足を運び、常連になっていました。

ある日、「これ、何で味付けしているんですか?」と、訊くと

おきまりの「企業秘密やがな。w」^^;ダメ元で訊いたけどやはりダメだった。w

時は流れ、私が22歳の頃、そのお店はいきなり閉店してしまいました。

ショックでした。





で、仕方ないので自分で作ってみよう!

ということで、ベルギー式ホルモン料理の再現計画を実行しました。

少し味は違うかも知れませんが、

いとも簡単に再現出来ました。(笑)

それから20年以上経ちますが、月1ペースで作ります。



▼鉄鍋に油をひきます。(私はオリーブ油やごま油を使います。)
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▼長芋を水洗いしてガス火でヒゲを焼き取ります。
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この後、皮付きのままおろすのですが、皮を取るよりも味が濃く、美味しいです。

この方法は以前テレビでやっていたので真似してみました。

▼カツオと昆布の濃いめのダシでトロロを溶きます。
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今は、医者から刺激物を禁止されているのですが、

普段はトロロに韓国唐辛子粉をドッサリ入れた紅葉とろろで食べています。

ちなみに本家のオプションとろろは味付けは味の素だった様な気がします。

そして青のりがトロロの上に浮いていました。


▼牛レバーを酒と醤油と昆布・カツオだしをあわせたタレに漬け込みます。
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スライスしたニンニクは本家にありませんでした。

本家では、おろしニンニクを後で入れるのですが、

食べた後の臭いが気になるので最初から入れておきます。

まるまる一房分をスライスして入れます。

疲れていてもこれを食べると次の日はかなり元気になっています。


▼鉄鍋のぐるりに豆腐を置いてまん中にレバーをタレとともに流し込みます。
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▼そして、もやし投入。(ココて着火!)
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いつも2~3パック使うのですが、一度に入れずに2~3回に分けていれます。

レバーも2回に分けて焼きます。

▼レバーに火が通ったら出来上がり。
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▼とろろにつけて食べます。マジで旨いです!
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レバーが好きな人には是非オススメです。




しかし、どうしてこれがベルギー式ホルモン料理なんだろうか?

とうふ、昆布・かつおだし、とろろ、酒、醤油・・・どう考えてもやはり和風・・・




おそらく一生解明出来ない謎です。(笑)