「山頂から夕日と夜景と朝日が見たい」
バースデー登山と称して、やりたいことをめいっぱい叶えさせてもらいました
日帰りではなかなか行きづらい、丹沢最高峰の蛭ヶ岳へ。
平丸バス停から車道を少し歩き、左折して登山口に到着。
10:45、登山開始。
姫次方面へ登っていくのですが
いきなり急登が続きめちゃくちゃしんどい
え こんなんじゃあたし明日まで持たないかも(笑)
そして地図に載ってる『古いベンチ跡』というのになかなか到着しない。。。
あれ~???
しかも看板も目印リボンも全然無い。
何度も地図とにらめっこしながらだんだん不安になる。
結局、『古いベンチ跡』は無かったけど、ちゃんとルートは合っていた。
途中でシカに遭遇
口をもしゃもしゃしながらこちらをジッと見てました。
なんとか無事姫次に到着。
ホッとしてふと前を見ると…
富士山がドーンと現れた
一気にテンション
高度を上げていくにつれ、雪道が増えていきます。
しかも、雪がないところも雪解けでぬかるんで歩きにくい道が多かったです。
靴がドロだらけになりながらも頑張って登ります。
見上げれば、蛭ヶ岳山荘が見えてきました~
少しあられ雪がパラついてきた中、きつい山頂直下を頑張って乗り切ると
ついに蛭ヶ岳登頂
時間は16:20。
休憩や道迷いが多かったわりに、予定通りに登ることができました。
それにしても、360度遮るものが何も無い、素晴らしい展望です。
とりあえず、山荘で受付を済ませます。
今日の宿泊者は私たち以外にはソロの女性のみ。
蛭ヶ岳でソロすごいな~
この大広間を貸し切りです。混んでなくてよかった
お水やお湯、売店でイロイロ手に入りますね。
お目当てのバッジが売り切れていたのは残念でした。
管理人さんは噂通り、おしゃべり好きで陽気な人
しばらくストーブのある自炊部屋でみんなで話していると、空がオレンジ色に染まってきていました。
急いでデジカメを持って外に出ると…わぁ
霞みがかってるせいか、ふわっとオレンジ色に山並みが染まっています。
どんどん濃い色になって、見ている私たちまでオレンジ色に照らされるほどに。
今日私たちを元気づけてくれた富士山も、役目を終えたかのように夕焼けの中でそっとたたずんでいました。
ほんのわずかな時間の幻想的な天体ショーを見ることができ、とても感動しました。
夕食はカレー
ご飯とお漬物は盛り放題
そのあとは、みんなでひたすらおしゃべりをしました
管理人さんの話を聞きながらいっぱい笑いました
ふと気づくと、なんと消灯の20時を過ぎていました(笑)
消灯後、ヘッドライトを持って外へ。
すっごい寒い
けどものすごく綺麗な夜景が広がっていました
光の粒がキラキラと一面に揺れていました。
いつもなら暗くなるのを恐れて、頑張って下山していた山。
その山頂から、今こんな夜景を見られていることが、なんだか不思議に感じました。
山小屋泊まるのって、すごくいいなぁ。
宿泊者が少ないので、すごく静かな夜でした。
ただ、寒い。ただただ寒い。寒い。。寒すぎる~~~
寒さと戦いながら夜を過ごしました(笑)
明け方5:15。
ぼんやり目を覚ましたのでふと外を見ると、すでに明るい。
ガバッと起きて、相方を叩き起こし(笑)朝日を見に行きました。
間に合ったぁ
紫ががった空から、少しずつ太陽が姿を現しました。
なんて綺麗なんだろう。
夕日とはまた違った、もっと優しい光です。
富士山もほんのりピンク色。
山小屋に泊まったからこそ見ることができる素敵な景色を
こんな大パノラマで体験できて、もう感無量でした。
今日は、丹沢山と塔ノ岳の縦走。ハードな一日になるのかな。
新たな歳になって一日目。
バースデー登山はまだまだ続きます。
後編へつづく。