今さらですが、私の大好きな料理本です。
幕内秀夫さんの 『粗食のすすめ』シリーズ。
2つのバージョンで、それぞれ春夏秋冬にまとめられています。
どちらも、朝昼晩の献立や素材別の一品が紹介されていて、眺めているだけで癒される。
季節を大事に、素材を大事に、やさしく丁寧に作られた料理の数々。
こういう素朴な和食が一番好きだなぁ。
マクロビオティックという枠にとらわれない「粗食」という提案に、ほっと肩の荷がおりる感じがします。
基本的な考え方は同じなんですけどね。
どうも私の頭は、あれはダメこれはダメというNG素材・調理法や、陰陽の度合いのことでガチガチになっちゃって、知識に振り回されがち。
「粗食」とやわらかくまとめていただくと、自然に沿った体感温度で選べる気がして、大変ありがたいのです。
なんか、勉強嫌いの子どもみたいだ(笑)
幕内秀夫さんがすすめる食生活の基本は、未精製のご飯、味噌汁、漬け物に季節の野菜と魚介類を少し。
けれども、その人に合っていることや、たまの楽しみも必要であること、土台・柱・屋根をしっかりさせたら 神経質になりすぎずメリハリをつけることが大事であると書かれています。
あぁ、心に刻みこんで というより 体に沁みこませて覚えておきたいことばかり。
いや、もうだいぶ沁みこんできたかしら?
基本をしっかり、あとは楽しくいただきましょ♪という感じにはなれてきたかもしれません。
ここから先は 本とは関係のない私の主観ですが、すべてにおいて「偏る」ということがよくないんだなぁと思い始めた今日この頃。
たんぱく源を豆や豆製品にばかり頼っているのは、偏っているなと。
麩などの小麦グルテンも取りますが、いずれにしろ大豆も小麦も主要なアレルゲンのひとつなんですよね。
豆製品は陰性だというし、毎日毎日食べるのはやめておこうかと。
今までも肉や魚を食べていなかったわけじゃないんですけど。
一物全体や身土不二の考え方は揺るがない基準としてありつつも、たまの魚や肉や卵を悪者扱いせずに楽しくいただこう!と思えるようになりました。
野菜の炒め物や煮物にほんのぽっちり入っている肉に感激する母やもっこですもの、そのくらい躊躇せずに入れてあげよう。
たまには あじの干物を1人1枚どどーんと食べよう。
週末くらいはパンに卵にチーズでもいいじゃないの。
まぁ、そんなレベルですけれど(笑)
やっぱりごはんは 「うわぁ、おいしそう!」「あぁ、おいしいね~♪」と言って食べたいですもんね(´∀`)
とにもかくにも、食べるということを丁寧に丁寧にしていきたいです。
たとえこの先どんなに忙しくなったとしても。
食べることがなおざりになると、生きることがなおざりになると思うので。
さてさて、何だか長くなってしまいましたが。。。これほど大好きな本なのに、実は持っていません。
えー!
どちらのバージョンを揃えよう?と迷い続けて、結局シーズンごとに両方のバージョンを図書館で借りています。
やっぱりどちらも欲しいなぁ。。。季節ごとに1冊ずつ揃えていこうかな。
誰かプレゼントしてくれないかな(笑)