日下育子の作品紹介 『桜舞う Ⅱ』 | みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA

みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA

生命礼賛をテーマに彫刻を創作。得意な素材は石、亜鉛版。
クライアントに寄り添ったオーダー制作多数。主なクライアントは医療者・経営者。
育児休暇中の2011年よりブログで作家紹介を開始。それを出版するのが夢。指針は「自分の人生で試みる!」

みなさん、おはようございます。


 毎週木曜日担当の、「彫刻工房くさか」日下育子です。

 今日の作品紹介はコチラです↓


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アーティストを応援する素敵な彫刻工房@日下育子の学び場美術館



題名 ・・・・・ 『 桜舞う Ⅱ 』

作品制作の意図(思い)

  『 私は、ノルウェジアンローズという名前の
   ピンク色の大理石に出会ったとき、
   その石の色と紋様から、
   すぐに春の桜舞う空のイメージがわきました。

    

    石の淡いピンクの中に、
   白い雲が流れるように白のムラが入り、
   ところどころに薄いグリーンの「きら」が流れています。
  
    これらの石自体の色、紋様それ自体が、
   日本人特有の、桜への思いを表現しているように感じられ
   それをよりよく活かす作品を作りたいと思いました。

    

    そのために、『かたち』は、桜の花びらが
   鳥のように舞うかたちにし
   大小二つの桜に、人それぞれの思いを映し出す
   スクリーンのような空間を抱かせたいと考え
   鏡を抱かせました。

   

    この作品を持って下さるどなたかが、
   身近な生活空間の壁にこの作品をかけて
   眺めて下さったらとても嬉しいと思います。

    

    そして、この桜を眺める、そのほんのひと時
   現実的な日常をはなれて、
   その方ご自身の心の
   とてもピュアなところに立ち帰っていただけるような
   時間が提供できたなら、
   私もとても嬉しく思います。 』




    作品データ
 題名 ・・・・・ 『 桜舞う Ⅱ 』
 寸法 ・・・・・ たて42×よこ26×あつみ3.5(Cm)
 材質 ・・・・・ ノルウェー産大理石・イタリア産大理石・鏡・銀線
 展示方法 ・・・ 壁面に2点フックを打付、架ける

 



 日下育子クローバー