脱サラ物語その1(初めての就職活動) | 夢を叶える起業塾

脱サラ物語その1(初めての就職活動)

僕が高校を卒業して働いた職場は地元の役場だった。




いわゆる公務員。




なぜこの職を選んだのかと言うと、小さなころから勉強が大嫌いで、事あるごとに両親は「文武両道!」と口酸っぱく言われて育ち、監視されるように勉強と運動をしていた。




運動は嫌いではなかったが、好きでもないランニングは本当に苦痛だった。




毎日学校から帰ると3kのジョギングが待っていて、父親が帰るまでに済ませていないと超が付くほど機嫌が悪くムチャクチャ怒られたのを思い出す。




今思えば凄いと思う。






さらに、夜8時になるとテレビが消され、勉強タイムが導入されるのだ。




毎日クタクタになるまで部活して帰るから、眠くて仕方がないのだが…。






しかし、夜9時になると部屋に父親が偵察にやってくるのだ。






まじめに勉強をしているかどうかの確認のために、ホットココアを持ってやってくる。




毎日同じ時間に来ればいいのだが、向こうもプロだ。




時間をずらしてやってくるからたまったもんじゃない。




階段を上がってくる足音を忍ばせて、無音でやってくるのだ。




まるでサバイバルゲームをしているような。






でも、僕は寝てしまうのだった。






そして、毎晩説教をされる。






そんな生活から抜け出したくて、もう勉強なんかしたくないと思って、手っ取り早く、毎日5時で帰れて、土日が休みで生活も安定しているといわれている公務員になってしまえば楽勝だ!と考えてしまったのだ。






そんな不断な理由で、就職を決めてしまった。






夏休みも毎日参考書片手に勉強し、受けた試験は。






国家公務員。




郵政事務。




県職員。




町役場。






以上の4つだ。






この中の、上から3つはみんな落ちた。






しかも、結果通知が家に届くのだが、高校から家に電話すると、僕より先に親が結果通知をあけて中を確認していたという恐ろしい事を平気でしていたのだ。






こんな親にはなりたくないと心に誓った。






でも、運よく町の役場に採用された。






ここからが思いもよらない出来事の始まりだったのだ。




続きは脱サラ物語その2(新米公務員)へ






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