もうすぐバレンタインデーですね? きょうもチョコレートがタイトルに入った曲をご紹介します。
Tricot machine トリコ・マシーン、編み物器という名前のインディーズな二人によるPas fait en chocolatという歌です。ケベコワなので、フランスのフランス語とは多少アクセントが違うかな。
Pas fait en chocolat 2分21秒 2007年
タイトルの Je suis pas fait en chocolat ですが、直訳は「私はチョコレート製ではない。私はチョコレートでできてはいない」ですが、「私は強い、か弱くない、へなちょこじゃない、へたれじゃない」という意味です。どちらかというと精神的にタフだということだと思います。
日本語でも「甘ちゃんだ」という表現がありますね。
では訳してみます。
Pas fait en chocolat
私は強いんだから
On a les oreilles au vent
Les mains gelées rouges
Dans nos orteils y a plus de sang
Y faut qu'on bouge
風がひゅーひゅー鳴ってる
両手はかじかんで真っ赤
足の指にはもう血の気がない
動かなきゃ
La tempête fait pas attention
À nos petits corps
Je te dis qu'on en avait de l'ambition
De sortir dehors
吹雪は気にかけたりしない
私達の小さい身体なんて
きみに言うけど、野望があったの
外に出るという
☆Personnellement j'étais plus capable
De te voir assis à l'autre bout de la table
Devant le château de cartes que j'ai
Soufflé pour te réveiller
個人的に、もうできなかったの
テーブルの向こう側に座ってるきみを見てるのが
目を覚ましてあげるために私が吹き飛ばした
トランプで作ったお城の前で
On va changer d'air pour vrai
Mon petit cœur tu es mieux de te tenir prêt
Je suis pas fait en chocolat
On est pas fait en chocolat
本気でムードを変えるわよ
ねえ、きみ、覚悟したほうがいいわよ
私は弱虫じゃない
私達は強いんだから☆
Y a des hivers qui sont longs
Pis d’autres qui filent
Disons que je file un mauvais coton
Laisse-moi tranquille
冬はいつも長い
さっと通り過ぎる他の季節に比べて最悪ね
思わしくないと言いましょう
私をほっといてほしいわ
☆~☆ 繰り返し
Penses-tu qu'on va passer
À travers le temps qu'il fait cet hiver ?
Penses-tu qu'on va passer
À travers le temps qu'il fait cet hiver ?
credits
ねえ、君、この冬の天気の中を無事に過ごせると思う?
ねえ、君、この冬の天気の中を無事に過ごせると思う?
paroles : Catherine Leduc
musique : Catherine Leduc et Matthieu Beaumont
歌詞はPas fait en chocolat | Tricot machineを参照しました。
☆単語メモ
ortal 足の指
mon petit cœur(愛情を込めた呼びかけ)おまえ、あなた、いとしい人
filer 速く進む、速く過ぎる
à travers 通して
filer un mauvais coton (健康、地位などが)思わしくない、危ない
ortal 足の指
mon petit cœur(愛情を込めた呼びかけ)おまえ、あなた、いとしい人
filer 速く進む、速く過ぎる
à travers 通して
filer un mauvais coton (健康、地位などが)思わしくない、危ない
ケベックの長くて寒い冬がテーマの歌です。寒いだけでなく、長いしまた雪がつもりっぱなし(つまり景色が変わらない)ので気分的にうつうつとなる人も多いようです。
Tricot Machine はこれまで3枚、CDを出していて、この曲は1枚目のCDに入っています。1枚はクリスマス・アルバムですが、フォークロアな雰囲気がよい感じです。
他の曲も子どものころの思い出とか、熊のこととか、あたたかい世界をユニークに展開している二人です。聞いてみると、あなたもトリコ・マシーンの虜になるかも?
公式サイト⇒Tricot Machine
こちらですべて試聴できます⇒Tricot machine
この曲はこのCDに入っています。
日本のアマゾンでは新品が千円⇒Tricot Machine
最後までお付き合いありがとうございました。
次回の音楽の記事でまたお会いしましょう。