『アブサンの緑』という名のアブサン専門店 | penのフランス語日記

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「虎と小鳥のフランス日記」でフランス語を学習中のpenの日記。独学です。トリュフォーの映画を字幕なしで楽しむのが目標。フランス語とフランス全般の情報を楽しくご紹介。初心者むけの文法、語彙、ディクテなどの学習法、フランス映画、フレンチポップスの話題もあり。

こんにちは。penです。




今週の場所は、パリにある唯一のアブサン専門店である、 Vert d’absinthe という店をとりあげます。店の名前は「アブサンの緑」という意味です。

住所:11, rue d’Ormesson, 75004 Paris




こちらがホームページです。アブサンの飲み方など動画を交えて、詳しく書いてあります。

Vert d'Absinthe - Accueil




この店は2005年の夏に開店しました。サイトに店のことを紹介した雑誌などの記事が集められています。一番最初の«20 minutes» という雑誌の 8 juillet 2005号の記事を読んでみます。


Curieux endroit que cette petite échoppe au charme désuet. On y vend de jolies bouteilles vertes d’absinthe. Interdit en 1914 sous prétexte que cet alcool rendait fou, la liqueur de Pontarlier fut de nouveau autorisée en 1988 par un règlement du Parlement européen.

古めかしいが魅力的な小さなこの店はとてもユニークな場所です。ここではきれいな緑色のアブサンのボトルが販売されています。1914年に摂取すると気が狂ってしまうという理由で禁止されたのですが、このポンタルリエのリキュールは1988年にヨーロッパ議会の法律によって、新たに許可されました。

Ouverte ce mois-ci cette jolie boutique propose des variétés d’absinthe très différentes, des cuillères percées ainsi que de précieuses carafes pour accomplir, dans les règles de l’Art, le rituel de la dégustation. Pour les amateurs nostalgiques du Paris d’antan ! Ouv.tlj sf lun. de 11 h à 20 h. Noct. ven. et sam. jusqu’à 22 h.

今月オープンした、このきれいなお店では様々な種類のアブサンがそろっており、決まったやり方で味わうために一緒に使う穴のあいた専用のスプーン、貴重な水差しも売っています。いにしえのパリの郷愁を愛好する人のための店です。

月曜定休。午前11時から午後8時まで。金曜と土曜日は午後10時まで営業



単語メモ

échoppe 屋台の店、露店

désuet, désuète 使われなくなった、古めかしい、すたれた

Pontarlier  ポンタリエ。 スイスの国境に近い、東部フランシュ・コンテ地方の街。アブサンの産地として有名

percer  穴を開ける

précieux, précieuse  貴重な、高価な

dans les règles de l’Art  規定通りに、型通りの

antan いにしえの




☆こちらは店内をうつしたビデオ 1分4秒




酒屋というより骨董品屋さんみたいな味わいのあるお店ですね。


最後までお付き合いありがとうございました。
次回の『今週の物』の記事でまたお会いしましょう。



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