「虎と小鳥のフランス日記」の新しいエピソードが届きました。今回の舞台はパリの4区にある「アブサン専門店」です。
アブサンは苦よもぎをベースにしたリキュールで、以前はとてもアルコール度の高いものでした。19世紀後半から20世紀前半まで、フランスの芸術家たちのあいだで大流行して、アブサンがテーマの数々の作品が世にでています。
昔のアブサンはベースのよもぎに入っている成分の毒性のせいで、中毒になり、精神錯乱をおこしてしまう怖れがありました。アブサンで身を滅ぼしたとされる芸術家が少なからずいます。そのため20世紀に入ってから禁止され、現在市販されているものは、もっとアルコール度が低く、アニスで風味付けされています。
薄緑色のものが多いので、別名"la fée verte" 『緑の妖精』と呼ばれます。今週は、専門店の店員さんがアブサンについて、かなり詳しく、飲み方も含めて説明してくれています。
アブサンはl'absintheというスペルで、発音はアプソントゥみたいな感じです。P+鼻母音+Tの発音。サンプルビデオの一番おしまいでアントワーヌが発音していますので、聞いてみてください
サンプルビデオは、店の前に来たところまで。
56秒、仏語字幕
月曜日にキーフレーズをアップしますね。
「虎と小鳥のフランス日記」のご紹介ページを先週書きました。よかったらごらん下さい。
⇒ 『虎と小鳥のフランス日記』のススメ
最後までお付き合いありがとうございました。
次回の記事でまたお会いしましょう。
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