フランス語のことわざ 木を見て森を見ず | penのフランス語日記

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「虎と小鳥のフランス日記」でフランス語を学習中のpenの日記。独学です。トリュフォーの映画を字幕なしで楽しむのが目標。フランス語とフランス全般の情報を楽しくご紹介。初心者むけの文法、語彙、ディクテなどの学習法、フランス映画、フレンチポップスの話題もあり。

こんにちは。penです。

photo:Premade_BG 33 by ~Brenda-Starr~


フランス語のことわざをひとつずつチェックしています。


きょうのことわざは

L'arbre cache souvent la forêt.



単語の説明

arbre  木

cache < cacher  隠す

活用は

je cache
tu caches
il cache
nous cachons
vous cachez
ils cachent

現在分詞 cachant

過去分詞 caché


cache-cache は 隠れんぼ



souvent   しばしば、よく



forêt   森





訳は

木はしばしば森を隠す



木を見て森を見ず



森の中でひとつの木をじっと見ていて、森全体が見えない状態です。これは目の前の小さなことにとらわれていると、物事を大局的に見ることができないよ、とか、瑣末なことにこだわるな、とか、もっと客観的に考えなさい、とか、本当の目的はなんなんだ、目的と手段がすりかわっていやしないか?などと言いたいときに使います。

煮詰まったときは、ちょっと顔をあげて周囲を見渡してみるといいかもしれないですね。



このことわざの起源はわかりませんでしたが、比較的新しく20世紀になってから言われるようになったそうです。



最後までお付き合いありがとうございました。
次回のことわざの記事でまたおお会いしましょう。



pen