フランス語のことわざ:待てば海路の日和あり | penのフランス語日記

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「虎と小鳥のフランス日記」でフランス語を学習中のpenの日記。独学です。トリュフォーの映画を字幕なしで楽しむのが目標。フランス語とフランス全般の情報を楽しくご紹介。初心者むけの文法、語彙、ディクテなどの学習法、フランス映画、フレンチポップスの話題もあり。

こんにちは。penです。



フランス語のことわざをご紹介するシリーズです。

きょうのことわざは

Tout vient à point à qui sait attendre.

単語の説明

tout すべてのこと

vient < venir  来る
je viens
tu viens
il vient
nous venons
vous venez
ils viennent

現在分詞 vennant
過去分詞 venu
助動詞はêtre i.e. il est venu


à point ちょうど良い時に


qui ~の人


sait < savoir 知っている
je sais
tu sais
il sait
nous savons
vous savez
ils savent

現在分詞 sachant
過去分詞 su


attendre 待つ
j'attends
tu attends
il attend
nous attendons
vous attendez
ils attendent

現在分詞 attendant
過去分詞 attendu


直訳:すべては待つことを知っている人のところにちょうどよいタイミングでやってくる。

あせるな、急ぐな、忍耐が大事、ということわざです。また、時が解決してくれるという意味にもなるでしょう。日本語のことわざでは「待てば海路の日和あり」とか「果報は寝て待て」。

あるいはことわざではないですが、「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし、いそぐべからず。不自由を常とおもへば不足なし、 こころに望おこらば困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基、いかりは敵とおもへ。」でしょうか。

このことわざの起源はクレマン・マロ Clément Marotという16世紀のフランスの詩人の著作だそうです。




最後までおつきあいありがとうございました。
次回の「フランス語のことわざ」の回でまたお会いしましょう。


pen