
登場人物: わたし・・・30歳前後 主人・・・35歳前後
実母・・・65歳前後 姑・・・60歳前後
娘(長女)・・・1歳前後
1ヶ月の入院を経て娘を連れての退院
でも、この1ヶ月病室でも大変だった
娘が誕生して実母はすでに病院にきていて
なんと主人より先に娘を抱いたと言う
え~!
なんでぇ~
まあ、それはまだ序の口
その産婦人科は、わたしが生まれたところでもあり
つまり、親子三代その婦人科での出産
ということで、母は先生、婦長、看護婦さんたちを
全てと言っていいほど良く知っていて
娘が生まれると看護婦さんが主人に連れて行こうとした際、
母が「わたしに抱かしてください」と
お願いしたらしく、看護婦さんもその通りに・・・
いったん、母は帰宅・・・
その後、主人のお母さんが到着
初めての内孫、
まして子どもが出来ないとあきらめていた結婚
まあ、嬉しかったのか、喜んで頂いたみたいで
その後、親戚やら兄弟が代わる代わる来院
母は、主人の身内に合わないように
時間を見計らって帰宅の繰り返し
主人の兄弟、親戚は口々に
「内孫が出来てよかったね。これで○○家は安泰だ」
などと後々の話・・・
どうして、子どもが生まれるとすぐ○○家のどうだこうだ
言うんだろう・・・
わかるけど、その前にわたしたち夫婦の子どもだぞ
・・と内心思ったけれど、口に出せるはずもなく
主人の身内が帰ると実母が来院
それから、主人の身内の悪口が始まった
ああだ、こうだ
もう、いいかげんにして欲しいよ
それを見かねた婦長さんが
「お母さん、ここは付き添いがいらないから帰られても・・」
「娘さんが精神的に参るとお乳が出なくなるから」
などと言われ、しぶしぶ帰っていきました
が
そんなことでへこたれる母ではない
毎日毎日、わたしの病室にきては
なんだかんだと困らせることばかり・・・
ついにわたしは、病室で泣いてしまい
それを見た婦長さんは
「お母さん、もういいですから、帰って下さい!」
と、言われ退院する1週間くることはありませんでした
で、退院すると
娘を巡り、内孫、外孫のバトルが始まった
退院をして、実家は誰もいない家なので
我が家が実家のようなもので・・
1ヶ月間、実母とわたし、主人、娘の4人暮らし
まあ、お風呂の入れ方や、抱き方など
いろいろ助かったことは多かった
けど、その分言うことも半端なく多い
娘は夜中2時になると決まって夜鳴きが始まる
主人は、朝5時に出勤する仕事についていて
夜鳴きは最大の敵!
娘が泣き出すと、機嫌が悪くなり
大いに機嫌が悪いと、娘に手を出すことも
それで、わたしは夜中娘を連れて
外で夜を明かしたこともしばしば
それを母が黙ってみているはずもなく
主人が仕事に出るやいなや
わたしに、別れろ!の連語
まだ、早いでしょ!!
「父さんも、働いているんだし・・・」
「男は誰も働いて、家のことをしてる男はたくさんいる!」
「文句ばかりいって、家事はみんなあんたに任せて」
「そんな男はいらん!」
「あんたが、倒れてしまう!!」
・・・と、いってることは有難い
でも、夫婦で考える問題だし、
ちょっと、静かに考えさせて欲しい
主人も母の機嫌の悪さを感知し
それにもご機嫌が悪い
主人と、実母の間に入りストレスが耐えない
初めての子どもで子育ても大変なのに
この期間あたりから、ガンへの道のりは
進んでいたのかもしれません・・・
主人の母は、長男の嫁が家に帰らない
内孫なのに、孫と一緒に暮らせない
ろくな嫁じゃあない
・・・と近所に暴露していたようです
結婚して、母を引き取る時に
糖尿病で、インシュリン注射を打つ身で
働くことも出来ないので、実家とわたしの家と
兄の家と行ったり来たりすればいいから
と、思っていたのが、母はこっちに
居座ってしまったのです
主人は、結局、実母の面倒まで見るはめに・・・
だから、余計に機嫌が悪くなり
それをわたしや娘に当たっていたこともありました
主人もわたしも家の争いごとに巻き込まれていったんです
その⑤に続く・・・