皆さんにとって、「ふるさと」とはなんでしょうか?
辞書によると
1 自分の生まれ育った土地。
故郷(こきょう)。郷里。「―に帰る」
2 荒れ果てた古い土地。
特に、都などがあったが今は衰えている土地。
3 以前住んでいた、また、前に行ったことのある土地。
3 以前住んでいた、また、前に行ったことのある土地。
4 宮仕え先や旅先に対して、自分の家。自宅。
となっています。
おおざっぱにいうと、生まれ育った場所ですが
私は、やはり最後まで心に残る居場所をふるさと・・・
と呼ぶのだと思っています。
生まれ育った地域でもいいし、
青春時代を過ごした学校
今は他の家族が暮らしている家・・・
「ふるさと」というものは、本当に人それぞれだと思います。
私にとってのふるさとは、おばあちゃんの家。
今では減ってしまった自然の多い土地。
電線のあまりない空。
鳥やトンボが優雅に飛んでいるたんぼ。
ずっと都会暮らしの人も、
こういった情景を思い浮かべると
心が温まるかと思います。
それは、人間にとっての「ふるさと」だからではないでしょうか?
小さい頃、夏休みになると必ず行っていたおばあちゃん家。
まともな冷房機能もなくて、自然の風と水で暑さをしのいだものです。
スーパーで買ってそのまま食べるスイカとは違って
川の水で一晩冷やしたスイカを、
スイカ割をして食べたものです。
虫かごと、虫取り網を持って出かけた山菜取り。
夜には虫の声を聴きながら
都会では見ることのできない星空を眺め
おばあちゃんと入るお風呂は、
今ではもうできない贅沢となりました。
世の中はどんどん便利になっていくけれど
本当の贅沢は、こういった「ふるさと」に
あるのではないでしょうか?