7月27日(日)
11:00
【感想】
少女漫画の王道を走るアサダさんの懐深さは半端なく、
登場人物が相手を思い遣る悲劇を、
続く物語として完結。
この緑と金色に彩られた世界。
少女漫画の王道をかくも堂々と描いただけでなく、
こうした強いメンバーが集い公演を行えた奇跡が特筆すべきこと。
なんといったらいいのだろう、
正直に言うと岩切さんはキャラクターが弱いので負けてしまうと思っていた。
が、
アサダさんの脚本と、岩切さんの持ち味はその遥か上空を突き刺さった。
特に今回は時代劇ではあるのに吸血鬼が迷い込むというファンタジー。
その中で、
女の子なのに男の子のようにふるまわなくてはならない哀愁と、
そしてそのある種の潔癖さが、
とてもマッチングして岩切さんをかくも魅力的なキャラクターへと押し上げたのだ。
勿論、ここまで岩切さんのキャラが立ったのには、
共演者である二人の力も大きいはずだ。
二人が岩切さんというキャラの周りをきちんと覆う事によって、
浮き上がるのだから片山さん、本木さんの力はとてつもないと断言したい。
多分この先、
新たにこのユニットを動かすことがあるだろうと思う。
その時の動きは要チェックだ!
この作品に次ぐ、新しいステージがどのような景色になのか、想像しがたい。
大いなる期待を込めて、楽しみにしています!