劇196 common days 【鳥と戦闘機 -怖がりな僕らの楽園-】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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8月14日(日)


common days 【鳥と戦闘機 -怖がりな僕らの楽園-】

http://commondays.info/


トリイホール

18:30



■脚本 南出謙吾
■演出 MotokiShinomy

■出演者
 荒井美紀、河北優、泉寛介、杉本レイコ、奥井智大、芦川諒、久家順平、南出謙吾


■あらすじ

ある南国の小さな島。
町の中心から少し離れた、海辺に立つ小さなゲストハウス。

そこは、小さなことにつまずいてしまった逃亡者たちの楽園。
無遠慮なシュプレヒコールが鳴り響き、
戦闘機は今日も元気いっぱい。
その中で、密やかに頑なに送られる生活。

そんな中でも、人は徐々に変化する。
成長しているのかもしれない。
成長していないのかもしれない。
軋むような痛みの中、彼らは立ち上がる。
…もしくは、立ち上がらない。

そんな、お話。




【感想】

場所の特定はしない。

その中で現実から逃げた人々が、またそこでも逃げる。

辛いもの。

そこから弾圧される気持ち。


だから作品自体を覆う明らかな言葉に出来ない不安が僕ら観客にも降り注ぐ。



今までのcommon days を観てきた人達ならよく分かるであろうが、南出さんの脚本のプロット自体は変わらないが、大幅に枠組みが変わっている。

攻撃的な音響に、ダンスを取り入れたオープニング。

しかし、

南出さんの脚本に登場するダメ男たちの乱舞は健在なのだ。


不確定で、不可思議な愛すべきダメ男たち。

そんな南国で行われる剣呑とした時間を愛すべき人達が巻き込まれる騒動。

そっとしておいて欲しい。

そんな願いも適わずに、巻き込まれる。