４月１６日（土）
４月１７日（日）
「LINX'S∞VIBE'S」
トリイホール
バンタムクラスステージ
http://ameblo.jp/linxs/entry-10806963419.html
「暗殺者の預言と預言者の暗殺」
【作、演出】 細川博司
【キャスト】
福地教光、hime、山本香織（イズム）
【感想】
短編はやった事がないから・・・とやる前に作、演出の細川博司さんは仰っていた。
しかし、
出来上がってきた脚本を読んで僕はうなる。
パラレルワールドで時間を行き来する幽体のような存在。
触れてぬくもりも感じるのに、愛する人は既にここに居ない。
ジレンマと、センチメンタルと、バイオレンス。
全てを凝縮させた30分。
しかし、
これは僕は無理やりに位置づけた方向性でもあった。
実は細川さん、このLINX’Sに呼ばれた時にしようと考えていたものがあった。
少女漫画
そうです。
細川さんは自分の作品は、エロとバイオレンスを取ったら少女漫画なのだと常々豪語している。
その 『君に届け！』 的なものをしたかったらしいのだ。
そうはさせじと僕は紹介日記で煽る！
血と暴力と性！！
うふふ、
すみません！
だけど出来上がった作品を観て僕はやはりこちらで正解だったとガッツポーズを取った！
うをっと、話し逸れまくりでした！
物語に登場する３人は絡むことなくラストまで突っ走る！
それがまた非常にクールなのだ。
今は亡き恋人を思いながら、自分は預言者だと言いながらラストに殺人者たろうと運命を呪う。
もうこの無敵キャスト３名が発表された時点で、バンタムの成功は約束されたも同然だと僕らは勝手に思っている。
（その分、細川さんには想像以上のプレッシャーがかかっているのだが・・・・・）
福地教光さんは、６ヶ月連続 公演参加の５本目！
しかも今回はMCとの掛け持ちというハイプレッシャーの中での大熱演！
それは５本目ということもあるのだが、演技がキレている！
間の呼吸が本当に素晴らしい。
三の線も見事だが、やはり二の線が妥当だろう！
というか、似合うから仕方がない！
バンタムクラスステージ裏番長、山本香織姐さん！（イズム）
客演でありながら、バンタムでの地位は上層部！
しかしそう言わせるだけの貫禄と覚悟と意地が完璧に融合している。
所作がこれほど綺麗な女優はなかなかに居ない。
僕は元々好きだったが、今回またそれ以上に大好きになった！
そして、
hime さんである！
一体何という愛らしさであり、気がついて、しかも優しい方なのか！
それまで何度か一緒にお酒を呑ませて頂いたり、お話をするだけであったが、もう・・・・・
本当にやられました！
自由に狂っている。（最高の褒め言葉です！）
こんなに素敵で可憐で、凶器のような女性はなかなか居ない。
こんな３人のタッグ！
台詞の間の詰め方が尋常ではなかった。
若い劇団は是非ともお手本にすべき台詞の応酬だった！
見逃した人達は本当に残念だったと思う。
それほどバンタムのこの作品は極上の３人芝居であった！！
本当に皆様、ありがとうございました！！！
今回、皆様と関れたことは人生の宝となりました！
今後とも、是非ヨロシクお願いいたします！！